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018 善行のすすめ

 「幸福は心にあり」とわかった人にだけ生きる目的が生まれます。それを知らない人々は皆、犬や猫や他の動物たちの生き方と何の差もありません。ただ流れに乗って生きているだけです。そこには、目的がありません。人間ですから、食べるもの、着るものなど、いくらか必要なものはあります。これは最小限揃ったら、それで充分です。後はお金のためではなく、心を清らかにするために頑張ってみるのです。目標があると、生きる不安や曖昧さがなくなります。仕事に行って、家に帰って、後は寝るだけという毎日の生活に、何か献身的な行為を足してみてください。「私は毎日の生活で精一杯です」と言ってしまうと、犬や猫のレベルを卒業できません。毎日のマンネリな生き方に何かを足してほしいのです。お金目当てではない、献身的なことです。「小さな善から始めてみる」ということが大切です。一つの善いことは、次の善いことにつながっていきます。その積み重ねによって、心が清らかになっていくのです。いことをしたことを心にフィードバックして、喜びで満足を感じるのです。『一分で読むブッダの教え』第1章 あなたの毎日を、喜びと幸せで満たす 《喜びを感じて生きる》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【智慧は人生の針盤 人がめざすべき幸福の話」 (お釈迦さまが教えたこ8,2009年) p54】

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