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トランプ大統領候補銃撃(暗殺未遂) (1920文字)

 今日(20240714日日曜)の昼にニュースで、アメリカのトランプ大統領銃撃(暗殺未遂)を知りました。
 ニュース映像では、小さくて乾いた発砲音(銃声)が、はじめは単発でいくつか聞こえ、その少し後には連射音が聞こえました。
 恐らくはじめの単発の発砲音は狙撃者の発砲で、その少し後の連射音は大統領候補の護衛が応射したものと思います(あくまで想像です。)。
 最初のニュースから数時間して、犯人が中国籍だという情報や、犯人が使用したといライフル銃の写真が報道により伝えられました。これらの開示情報をどこまで信じていいのかは分かりません。こういうとき、よく初歩的な間違いが介在することがあるので、正確な情報かどうかの確認には時間が掛かります。
 ところで、犯人が使用したというライフル銃はアメリカ軍で使用しているM16のようです。漫画のゴルゴ13が使っているやつです。犯人とトランプ大統領候補との距離は150メートルくらいだそうですから、350メートルくらいまでは無類の正確性を持っているといわれるM16を使うのは順当なのかもしれません。
 また、犯人は光学式スコープを使っていないようですので(犯人のライフル銃とする写真で見る限り、そのライフル銃には光学式スコープは取り付けてありませんでした。)、犯人はかなり狙撃に自信があったのか、何かのアクシデントで光学式スコープを取り付けることができなかったのでしょう。
 犯人が狙撃に自信があったのであれば、トランプ大統領候補の狙撃に失敗したのは(狙撃の目的が射殺の場合ですが)、腑に落ちません。
 腑に落ちないといえば、犯人が逃走経路を確保することなく狙撃したように見えることもおかしい気がします。
 犯人が狙撃の後自殺する予定であったのならそれでいいと思いますが、どうなんでしょう。

 あと、報道で見る限り狙撃した場所は、トランプ大統領候補の演説時に演台を狙うのにいい場所だと思われますが、警備担当者はあそこを警戒しなかったのかというのも疑問です。

 以上のような点を、後日陰謀論として上げる人がいるかもしれませんが、私はそんなことより「日本で模倣犯が出ないよう、政治家の警備は厳重にしてほしい。」と願います。
 以前、テレビ番組『ジョブチューン』で元SP(セキュリテイ ポリス)の方が「拳銃を抜いたら、もうその警備は失敗だ。」と言っていました。でも、人間の考えることですから、何事も完璧ということはないわけで、完璧な警備はもないとみなす必要があるでしょう。そういうときは、トランプ大統領候補が狙撃された直後にライフル班が応射したり、SPらがトランプ氏を盾のように取り囲んで次の狙撃に備える必要があると思います。あの盾になったSPの中に女性が一人いたことが印象的でした。大男の中に男性と比較すると体格的には劣る女性が一人。かつて、レーガン大統領が拳銃で狙撃されたとき、大統領をかばった男性SPが背中に被弾し下半身不随になったことがありました。今回トランプ大統領候補についたSPも(バイデン大統領についているSPも)そのことを知っているはずです。SPは防弾装備を身につけているでしょうが、首や頭部は剥き出しですからそこに被弾したらと思うと怖くなります。

 ところで、故安部元首相が狙撃されて暗殺されたとき、報道の映像で見ると、SPや警察は狙撃者に集まり取り押さえていました。
 私としては、狙撃に気づき誰が撃ったのか確認できた段階で、SPや警察は犯人に発砲すべきだったと思っています。
 衆人の中での狙撃の場合、犯人は逃走のために銃を乱射しその混乱に紛れるということが有り得ます。狙撃犯人の持つ銃器がどのようなものか不明である以上(結果的にみれば凶器は手製の2連発の銃だったので、3発目以降を発射することはできなかったようです。)、周囲の人々を守るためにまず狙撃犯を無力化するのが先決だったと思います。後から「事件の真相が・・・。」とか言う人が出てくるのでしょうが、反抗直後の瞬間は「事件の真相なんかより周辺にいる人々の安全が優先する。」という判断でいいと思います。

 私の知る限り、故安部元首相暗殺事件について、このことがあまり語られないようで不満です。
 私からすると、犯人の家庭環境とか宗教的問題などは、人命に比べれば重要性の順位が大幅に下がります。

 それにしても、トランプ大統領候補が、狙撃された後にSPに周囲を守られながら右手を振り上げた写真は、背後にアメリカの国旗がはためいていて、いい写真でした。今年の報道の何らかの賞を受けるのではないでしょうか。

#創作大賞2024 #オールカテゴリ大賞 #トランプ大統領候補銃撃

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