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非難するには証拠を出してね。 (1225文字)

 東京都知事選が終わったので、落選した石丸さん(元安芸高田市長)に対する批判的な動画がupされているのを多く見掛けます。
 これは、蓮舫さんについても感じるのですが、性格とか人柄に対する批判って何のためにしているのでしょう。意図が分かりません。分からないながらも感じるのは、「まぁー、あの人そんなひどい人だったの!」と人々に感じさせて彼らの評判を落としたいということなのでしょう。でも、こんな「お気持ち」(主観)的な話は、法的にはどでもいいことなので、「あの男優とあのアイドルが付き合っているらしい。」とかいう話とあまり変わりません。
 石丸さんも蓮舫さんも、報道カメラの前で善人風または人格者風の受け答えをした方がよかったという人がいますが、そんなの政治家としの能力には関係ないことなので、そんなことを話題にしていると分かった段階で、私はそのテレビや動画を観ることを止めます。

 蓮舫さんについては、性格がきついということがしきりに語られますが、元英国首相のマーガレット・サッチャーさんだって性格がきつくなかったとは思いません。もし蓮舫さんが外交を司(つかさど)ることになったとき、タフな手腕を発揮してもらうためには性格がきつい方がいいのではないかと思います。
 私は蓮舫さんのことを好意的に思っていませんし、彼女が外交の任に就くことには反対です。でも、やさしいけど外国のいいなりになる政治家よりも、きついけど外国を手玉にとる政治家の方が日本国にとって利益があるはずです。

 また、石丸さんも、安芸高田市で市長としての実績がなにもないという批判がされていますが、議会に政策を次々に潰されてきたのであれば、実績が残せなかったということは有り得ることです。
 さらに、石丸さんの後任の市長として石丸路線を継承するとしていた候補者が落選したと言いますが、長い間議会を牛耳ってきた市議会議員が以前のように振る舞ってくれた方が都合がいいと考える市民だっているわけで、それは「民意が石丸元市長を拒否した。」ということとは違うのではないかと思います。
 私は石丸さんについても、特に好意的に思っているわけではありません。
 しかし、些細なことを取り上げて石丸さんについて批判的なことを言う一方で、違法薬物を使用していたことが分かっているのに、「昭和の名優」とか「大俳優」と持ち上げるというダブルスタンダード(double standard 二重の基準。対象によって、判断基準を使い分けること。)は、論理的に矛盾しており、その論法は受け入れられないだろうと思います。これは、マスゴミのほぼ全てと一部のYOUTUBE動画に感じます。

 「・・・だから怪しい。」とか「・・・らしい。」とか「・・・の問題はどうなんだ?」といった何の法律効果も生み出さない発信は耳障りなだけです。
 公職選挙法違反ならその構成要件事実を伝えてください。

#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #石丸 #蓮舫

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