祖父のこと
母方の祖父とは会ったことがない。
祖父は40歳そこそこで、交通事故に遭い、母を含め4人の子どもを残して、亡くなってしまった。
そこから、祖母は、がむしゃらに働いて4人の子どもを育てあげた。
会ったことがない祖父だが、今日が誕生日とは知っている。
そう、うるう年生まれの祖父。
写真は、カメラマンに絵画館で撮ってもらったもの。後ろ姿のちびっ子は私の娘。
場所は、祖父が生まれ、生活を営んでいた地域にある絵画館。
祖父が生きていた頃に、この絵画館はなかったけれど、きっと同じ景色は観ていたと思う。
祖父は、私の存在なんて想像すらせず、亡くなったが、もし天国というものが存在するなら、この光景を見ながら、目を細めて喜んでいるのではないかと思う。
自分の命を繋いでくれる存在に救われているのではないかと(命のバトンともいうのかな)。
亡くなった人のことを日常の中で話題にすると喜ぶと僧侶から聞いたことがある。
会ったことがないので、頻繁に思い出すことはないけれど、うるう年にnoteに記すことで、少しは喜んでくれるかな?と思う今日。
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