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ドイツでは今サッカーで盛り上がっているが。

2024年のサッカー欧州大会、UEFA EURO 2024の開催地はドイツだ。4年に1度、ヨーロッパ圏で1番強い国を決めるサッカーの祭典がドイツで行われている。盛り上がらない訳がない。

私がどんなにサッカーに興味がないとしても、ドイツが点を入れたら分かる。本当だ。遠くでドーンと花火の音が鳴るのだが。ベッドでうたた寝している耳にも「ああ、点が入ったんだなぁ」と分かるのだ。

子供達は朝起きたら試合結果をチェックしている。同僚は昨日のドイツの試合について「家族が見るから仕方なく見た」とは言いつつも、「審判がドイツ側に対して厳しかった」などとコメントしている。ドイツ語の先生は、授業の最初にまずサッカーの話題を振ってくる。そうするとだんだん1試合ぐらい見ておこうかなという気持ちになる。

サッカーの応援では愛国心を大っぴらにできる。21時のドイツの試合が始まる直前にスーパーに行ったら、ユニフォームを着たサポーター達でごった返してしていた。ドイツの国旗の3色、黒、赤、黄色をほっぺたにペインティングしていたり、その色の花飾りを首から下げていたり。特に若い男子のグループが目立つ。試合が終わるのは夜の11時ごろになってしまうが、まあ夜10時を過ぎても外は明るいし、今日は家に帰るのが遅くなってもいいらしい。

このような大きな大会がある時は、例えばブランデンブルガー門のある通りにパブリックビューイングが設置されたり、街の中のいたるところにテレビやスクリーンが登場する。いつもサッカー中継を流している飲み屋だけではなく、カフェやレストラン、公園などでプロジェクターが設置され、人々はみんなで一緒に応援する一体感を楽しむのだ。





こちらの記事はただいま執筆中のドイツの12ヶ月(仮題名)のために書いた原稿の一部です。夏にはAmazon の電子書籍及びペーパーバックとして出版予定ですので、お楽しみに!

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