見出し画像

息子がフロアボールキャンプに行った in ドイツ

みなさんフロアボールというスポーツをご存知でしょうか。簡単に言うと、アイスホッケーの陸上版です。スティックを使って、穴の空いた軽いプラスティックのボールを小さなゴールに入れて、点数を競います。息子曰く、スティックを高く持ち上げてはいけないそうで、中腰で走り回ってよくあんな小さなボールを捕まえてパスしたりゴールしたりするもんだと感心してしまいます。

日曜日、息子君はそのフロアボールのキャンプに行きました。大会に参加するためではなくて、湖のほとりでテントを張って寝泊まりし、フロアボールを楽しむために。朝から運動し、練習試合に汗を流し、卓球や他のスポーツも楽しみながら、もちろん泳ぎにも行くそうです。

1週間のキャンプのお値段は、299 ユーロ。日本円に換算すると、

約4万7千500円!

おお、そんな値段だったのか!と今気づきました。夏キャンプの寝床はテントなので持参ですが、フロアボールのユニフォーム込みで三食ついています。息子は家の中でテントを立てる練習をし、中で寝てみたりしていましたが、外で1週間もテント生活なんてしたことがありません。一応大丈夫かしらと親らしく心配したりしていますが、まあ、どうにかなっているだろう。

現地には体育館もあるそうで、持ち物の中にインラインスケートが入っていました。持ってないよ〜。しょうがない、こんな時はデカトロンさ!お安いスポーツ量販店。ベルリンに幾つかある店舗はいつも賑わっているのですが、デカトロンって去年日本から撤退したんですね。
成長してしまう息子よ、一番安いのにしといておくれ。というわけで20%割引でお値段は19,99 ユーロ。日本円で、

約3000円!

日本円に換算すると印象が違うな。
息子君は新しいアイテムに満足したようで、早速家の中を走り回っており、サポーターをつけた手足が痛くないか確認するため、わざと転んだりしていました。

キャンプの場所はベルリンのお隣というか、周りを囲んでいるブランケンブルク州の湖である。車を持っていない私は公共機関を乗り継がないといけない。なんて接続が悪いんだ!バス、電車、郊外電車、バス。。
ヘルプ〜。

というわけでキャンプの運営の方にメールを前日出し、伺いを立てました。ベルリンから来る子を誰か車で乗せていってくれないかと。参加者(45人程いる模様)に一斉メールが送信され、その日の午前中にお一方立候補してくれました!

お名前はアイスさん。ドイツ語でも日本語でも同じ、アイスです。
アイスおじさんは、電話口と変わらない気の良いおじさんでした。そしてTシャツには白熊!

いや、この人絶対間違いないわ、絶対アイスさんだわ。

と、初対面だけれど確信できました。ドイツ語ではシロクマのことを、アイスベアと言います。直訳すると「氷熊」。おじさんのTシャツはベルリンのアイスホッケーチームの白熊でした。

おじさんの息子君はうちの子より幾つか年上の優しそうな子。そして奥さんも一緒でした。知らない人にいきなり自分の子を預けて、現地にも行かない母親(私)とは大違いの手厚いサポートです。

「お母さん、知らない人にどこか連れて行かれたらどうするの?」

と、前日息子に聞かれました。

「ヘンゼルとグレーテルみたいに、石でも撒いておいて、それを目印に帰ってきて。」

と言っておきました。

息子はクスリと一笑い。
とは言いつつ、安全確認のため、ちゃんと現地についているかは確認しましたよ。大丈夫でした。

帰ってきたら、テントでの寝心地はどうだったか確認したいと思います。
楽しんでますよーに。

(祈り)

参考サイト (ドイツ語)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?