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IFRS任意適用企業の状況(2023年12月末)

IFRS任意適用企業の状況

IFRS任意適用企業(IFRS任意適用決定会社を含む)の2023年12月末時点の状況について記載します。当該情報は日本取引所のWEBページで公開されており、また旬刊経理情報などの情報誌でも定期的に分析がされていますのでご興味がある方はそちらもご参照ください。最新情報は2023年10月1日号(通巻No.1689)に記載されています。
IFRS(国際財務報告基準)への対応 | 日本取引所グループ (jpx.co.jp)
旬刊 経理情報 2023/11/01 (発売日2023年10月20日) | 雑誌/定期購読の予約はFujisan

適用企業数

日本取引所グループの「IFRS(国際財務報告基準)への対応」によると、IFRS適用済・適用決定会社数 (2023年12月末現在)で277社となっており、
前月よりも2社減少しています。伊藤忠テクノソリューションズがIFRS適用済会社から、東芝がIFRS適用決定会社からそれぞれ上場廃止に伴い減少しています。

市場別/業種別

市場別の適用会社数はプライム市場221社、スタンダード市場21社、グロース市場35社となっています。伊藤忠テクノソリューションズも東芝もプライム市場だったためプライム市場から2社減少しています。
(2024/1/2時点で2023年12月末の東証上場銘柄一覧が公表されていないので比率は割愛)

開示タイミング

IFRSの任意適用のタイミングは企業は最初のIFRS開示を行うタイミングは、年度末が最も多く160社、第1四半期が次いで111社となっています。
先月も記載の通り、直近は第1四半期の開示が多い傾向はあります。

減少した企業

今回、減少した会社は上述の通り、伊藤忠テクノソリューションズ東芝です。

伊藤忠テクノソリューションズは2023年12月1日をもって上場廃止になっています。
当社株式の上場廃止に関するお知らせ
臨時株主総会招集ご通知

東芝は2023年12月20日をもって上場廃止になっています。IFRSの適用決定を公表したまま適用することなく上場廃止になってしまいました。
当社株式の上場廃止に関するお知らせ
株式併合並びに単元株式数の定めの廃止及び定款の一部変更の承認決議に関するお知らせ

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