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【読書感想】わが子を天才に育てる家

本書との出会いは、
前年度まで下の子が通っていた保育園より整理整頓勉強会をしますとのことで参加した際に紹介された。

我が家の最近のトピック

住まいについては悩みは、ライフステージが変われば考え方も変化するので各個人それぞれだと感じるが、我が家の最近のトピックは2つ。

①一体、どこで勉強をするのがベターなのか迷子
②子ども2人と一緒の布団で寝る限界値

インスタを見ると、リビング学習がいいやら、子供部屋の
レイアウトはどうだこうだと情報過多で私のCPUは限界だったため藁にもすがる思いで参加した勉強会であった。

読み終わってみて

住まいについて悩む万人に読んでほしい
本書はざっくりいうと"勉強部屋なんていらない"理由をまずは各国の住居の歴史から紐解いている。
また心理学的な観点からも分析している。
現役の1級建築士の八納さんという方が書いている本であるが、家を建てるとき、依頼者の現状や未来図を丁寧に丁寧に棚卸ししているのだろうなということがひしひしと伝わる。

そこでどういう暮らしをしたいのか。子どもにどういう風に育っってもらいたいのか。ということを一緒に考える建築士さんなのだと感じた。

我が家はかなり一般的な3LDKのマンションで、子ども2人にどのタイミングで個室を用意するべきなのかということに囚われて悩んでいた。しかも建売マンションのため、すでに間取りは決まっていて、建築士の方と丁寧に住まうことについての相談をしたことがなかった。
故に現状の住まうということに対してライフステージの変化にどのように対応するべきか相談する先がなく、本書はそれに優しくそっとアドバイスをくれているような感覚になる良本と感じた。
もちろんこれから家を建てる方、なかなか良いハウスメーカーに巡り会えなくて、という方にも大変おすすめである。

そこで、トピックに戻る。

①一体、どこで勉強をするのがベターなのか迷子

現状は以下である。
長男はダイニングテーブルを作業台としてお絵描きやワークをしている。娘はあまりワークをしないが時折ダイニングテーブルで作業をしていることを一瞬見かける。

子ども部屋=子どもの自立を促す役割で勉強部屋ではないというのが本書の一貫した考え方である。
アメリカの住まいの歴史とヨーロッパの住まいの歴史を対比し現在の核家族社会になっている日本の住まいについて考察している。また、児童心理学的にも、両親に見守られているからこそチャレンジできるという言葉が私の中ではしみわたっていった。
ずっと子ども部屋どうするべきなのだと考えていたが、心の奥底では目の届く範囲で勉強や工作をして欲しかったのだなと。ある程度の年齢になったらまた見直しが必要と思うが、まずはダイニングテーブルで勉強をできる環境を整えていく方針に我が家は対応したいと考えている。


②子ども2人と一緒の布団で寝る限界値

では、子ども部屋は当面不要なのかというわけではなく、もうダブルサイズの布団で子ども2人と母1人で寝ることは狭すぎて限界である。長男が生まれてから6年弱、まともに朝まで熟睡できていない。限界である。
我が家は男児女児のため、思春期になるとパーソナリティスペースを分ける必要があると考えているが、とにかく睡眠をしっかり全員が取れる環境にすることが目下の大本命である。

我が家は2段ベッドを導入することに決定した。それぞれで眠れるなんて夢のようなベッドだ。しかし1人で眠ることができるのかという課題がある。
長男と娘にもアンケートをとったが、2人とも前向き検討であった。それぞれのベッドは自分だけの場所だよと伝えると、それはそれでワクワクもしているようだった。
ただ、寂しかったり怖かったりするときは一緒のお布団で寝てもいい?とのことでなんて可愛いお願いなんだと快諾した。
1人でぐっすり眠れる日も近そうだ。

まとめ

この本をお勧めしたいのは、以下である。
◎今から家を建てる、購入することを検討している人
◎ライフステージによってどのような部屋づくりをするか悩んでいる人
きっと住まいの悩みに寄り添ってくれるはず。


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