エレベーター工事のトラブル事例②

都市部ビルのエレベーター改修工事の搬入作業は人通りの多い日中を避けて夜間に道路を通行止めしての夜間作業が警察署指導で多いです。
過去に3回、搬入作業で器物を破損した事がありますが、その内2回が夜間でした。
1回目は、屋上床上の水道配管に機材を置いたかブツけたか踏んづけたかで配管が破損して屋上面が水びたしになりました。
仮設の照明で照らしてましたが十分ではないので見えなかったのでしょう。
夏場だったので水を汲みだして拭き掃除、乾燥させ、出入業者に配管交換作業を頼んで特にオーナー様からキツイお叱りも無く完了引渡できました。
2回目も実は同じオーナー様で、クレーン作業で機材を最上階の壁から屋上機械室へ上げきる瞬間、パラペット上部に機材をブツけ数cm四方の壁が剥がれ落ちました。
すぐ下がオーナー様事務所の窓だったので、今回はこっぴどく怒られましたが、損傷個所が地上から見えない(目立たない)事から、補修必要無でお咎めもありませんでした。
3回目は日中だったのですが、ある高貴な美術館で搬出中、出入口の掃出し窓ガラスに機材をブツけ見事に一面砕け散りました。
さすがに保険で搬入業者が復旧弁償しました。いずれも、ちょっとした瞬間のミスからなのですが、夜間作業の時は集中力が持続しないのも大きな要因ですね。

これらの豊富な失敗経験を学習してリスク分析、コンサルティングしますので工事管理の業務委託もエレベーターマネージメントで請け負います。


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