戸開走行保護装置とは①

エレベーターリニューアル工事で一番よく質問を受けるのが”戸開走行保護装置ってつけた方がいいですか?”です。
3つの既存不適格の内の1つですが、もちろんつけるに越したことはありません。やはりコストとの兼ね合いで判断する事が重要です。
戸開走行保護装置・・・別名でUCMPともいいます。
Unintended   Car   Movement   Protection
意図的でない かごの  動作の     保護
2006年と2012年にある海外エレベーターメーカーの事故を受けて設置義務化された安全装置です。いわゆる2重安全装置、2重ブレーキ構造の思想から扉が開いた状態でかごが上昇しないシステムでもともと海外で存在していた装置ですが、それまで国内では認知、導入されてなかったのです。
本題ですが、今回の工事で動力部分の巻上機を交換するなら、第一段階でつける方向の選択肢が浮上します。その次に資産価値に重点を置くか、将来転売を視野に入れて長くは所有しないか・・・。資産価値に重点を置く分譲マンションなら第2段階でつける方向に進めます。
その次の段階はコスト面での判断基準になりますがメーカー系か独立系か?独立系でも対応できる会社と出来ない業者がありますし、対応できてもメーカーと金額差がそれほどないケースもあります。巻上機の形式や戸開走行保護装置のタイプによって金額に差が生じます。(常時作動型か待機型)

これ以上はかなり専門的内容と個々の状況によりますのでエレベーターマネージメントのホームページからお問い合わせください


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