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「ちいとぽ読書会#3」に参加してきました

表記イベントに参加してきたので感想を記載します。ちなみに前回はコチラです。

本日はChapter3:チームファースト思考の前半についての読み合わせでした。
Chapter3の前半は小さなチームで機能発揮させていく方法。認知負荷を下げるためにどうすればよいか?という点が書かれていました。

ディスカッションの内容

・ハイパフォーマンスなチームを解散させるのはきつい。ただ、結構組織やチームのメンバー入れ替えは多い印象。ただ、逆にずっといる生き字引的な人もいる
・大企業は個人のスキルが重視され、チームの能力という視点が割と薄いイメージがある。2年ごとに異動させ優秀なゼネラリストだけを残してその人たちが管理していくみたいな形でチームファーストとはだいぶ違う。
・高パフォーマンスなチームがあると、解散させて、メンバーを他のチームに入れて他のチームも同様に高パフォーマンスなチームにすることを狙うがうまくいかないことが多い。高パフォーマンスなチームにメンバーを派遣してくれる方がよい。
・認知負荷については本書でも3種類定義されていて、どの負荷が高いかという視点で見るのは重要

・課題内在性負荷:問題領域の本質的なタスクに関連するもの
・課題外在性負荷:タスクが実施される環境に関連するもの
・学習関連負荷:学習を進めたり高性能を実現したりするうえで、特別な注意が必要なタスクに関連するもの

P47より

・ただ、どの認知負荷が高まってる!ってのを外から見極めるのは難しい。スクラムマスターやアジャイルコーチはそういう事を見る役割もあると思う。
・認知負荷がキャパオーバーしている一つの例は目的が再設定できていない状態。忙しい中で、「あれ?私たちのグループって何が目的なんでしたっけ?この仕事引き受け続けるなら、目的見直さないとおかしくない?」みたいな状態になってないかをちょこちょこふりかえることが重要
・個人の認知負荷という意味ではオーバーするとメンタルになりやすいから気を付けないといけない。こういうコミュニティに出ている人も仕事も大変で辛いのにコミュニティも出るみたいな感じになってたら良くない。
・周りが無理しなくて良いよと反応してあげることは重要

感想

 認知負荷というキーワードで個人のメンタルまで深い話で盛り上がりました。「認知負荷」だけのキーワードだとロジカルに考えがちだけど、こういった情緒的な話もとても重要と感じました。
 自分に無茶なことをやってないか?やらなきゃいけないみたいな脅迫観念に追われていないか?みたいなチェックは重要で、「自分がやりたいのか?やれなかった時に安心して戻れるゾーンがあるか?」みたいな問いをたびたびすることで状況を確認する必要があるなと思いました。




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