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Women in Agile Japan 2024に参加してきました

表記イベントに参加してきたので感想を記載します。

昨日の、エンタープライズアジャイルフォーラムに引き続き、大崎ブライトコア2日連続でした。

 ただ、仕事が調整しきれず、がっつりは参加できず、昼過ぎまでは基調講演を聞きながら仕事をし、15時以降OSTに少しだけ参加するといった形の参加となりました。講演については動画出たら見てまたコメントしたいと思います。
 全参加できなかったですが、とっても大切なイベントだと思いました。来年以降も行きたい!と思います。

基調講演 個が輝く社会に向けて〜スポーツ界での挑戦〜

日体大の伊藤先生からの講演でした。たくさん考えるべき点をもらえました。

お父さんと息子が交通事故で病院に運ばれました。そして病院の先生が手術する際に、こう言いました。「この子は私の息子です」と。 何故でしょう。

 講演では多少上記文言とは異なっていましたが、上記のようなクイズがありました。答えは「病院の先生がお母さんだったから」というものです。病院の先生=男性と思ってしまうアンコンシャルバイアスに気付ける問題です。私はこの問題知っていたのですが、前に回答したときはものすごく悩みました。ただ、改めて今回見てみると普通に「そりゃぁお母さんだからだよね」とすーっと思うことが出来ました。なんか不思議な感覚でした。
 今回の講演ではスポーツコーチングをテーマに女性コーチだけでなくコーチも人として成長することで選手も成長するといったお話しが中心でその肉付けとして色々な事例や知識を教えていただきました。
 また、スポーツコーチにおいても、「経験して、ふりかえって、アンラーニングして、教訓を引き出して、応用してまた経験する。」といったサイクルをいかに検査・適用を回すことが重要といった「アジャイル」の考え方の重要性もお話しいただきました。
 女性のコーチ育成に尽力した結果、実際に非常に高いコンピテンシーを発揮する女性コーチも増えたが、現在の問題は女性のスキルではない可能性の方が高いとのことでした。
 問題はリーダーシップポジションにいる人(主に男性)の考え方/ビジョンが変容しない点であり、中々難しい。そのためコーチ育成だけでなく、幅広く活動しているのが印象的でしたし、アジャイルだなーと、とても素敵だと思いました。

 自分自身も含めて、女性に対して、学習性無力感(何言っても上司が認めてくれない。言っても無駄だと思ってしまう)という環境を与えていることが多いと改めて感じました。
 ただ、それは女性だけでなく例えば、親が子供に対してだったり、上司が部下にだったり、人と人が向き合う時に、「学習性無力感のバイアス」を自然に与えていると思いました。
 女性の事を考えてみるということは一人一人に対してより向き合おうと思うきっかけであり、大事な事だなと感じました。非常に良い話をありがとうございました。

OST1:新参者と新しい文化

 新しい組織に移ってアジャイルをどのように広げていけばよいか、自分がどのように動けばよいかをディスカッションする場でした。(途中からの参加)
 元々カリスマがいた職場からカリスマの方がいなくなって更に、自分自身も異動となり悩んでいるというお話でした。「仲間を作って進めていくべし」といった話になりましたが、昨日のエンタープライズアジャイルフォーラムのちんもさんの基調講演の内容を思い出しました。「チェンジエージェントと一緒に働いていた人が色々な場所に移って新たなチェンジエージェントとなり会社に文化を広げていく」という話だったのですが、相談者の方の職場もまさにそういったフェーズにあるのかもなーと思い、うらやましくなりましたし、とても応援したいと思いました。皆が知っているカリスマが抜けた後の会社の成長という話はとても興味があるので、またどこかの場で話せるのを楽しみにしています。

OST2:アジャイルと子育て

 アジャイルの考え方が子育てに役に立つか?みたいな話でしたが、参加者のそれぞれの子育てエピソードがあり楽しかったです。私は中々上手く行っていない所も多いですが、「子供とちゃんと話す」「嫁さんとちゃんと話す」ということが結局大事なーと、思いました。帰ってからその話を嫁としたら色々関係ない話まで話し込んで深夜になってしまいましたw。
ありがとうございました。

感想

 とても良い会でした。最後に参加者からの感想を話すコーナーがあったのですが、もし話すとしたらこの会に出る事での「アンコンシャスバイアスの気づき」を話すのかなーと、Women In Agileに男性として出たならではの事なにかなーと色々考えていました。
 ただ、参加者の一人の女性の方が普通に「アジャイルについて学べてとても楽しかった!」というコメントをされていて、ハッとしました。
 普段しっかり考えてないようなことに意識的に目を向けて考えるということも大事ですし、それと同じくらい素の自分が何を楽しむか?というのも大事だなーと思いました。
 ただ、そういった楽しむこと自体を男性文化が女性に対して「学習性無力感」を植え付けていった点もあると思い、Women In Agileは、男性女性問わず、参加者がフラットに楽しめて気づきが得られる場だと『強く表明』しているのかなーと思い、より応援したいと思いました。来年はもっと素で楽しもう!
 本当にありがとうございました。



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