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「Developers Summit2024」に参加してきました(DAY2)

表記イベントに参加してきたので、感想を記載します。

今日も仕事の都合であまり見れませんでしたが、楽しかった!ちなみに前日の記事はコチラです。


探索型のプロダクト開発を始めよう~正しいものを正しくつくる2.0~

 Redjourneyの市谷さんの講演でした。プロダクト開発の話で、アウトカムをどのように目指すのか、どのように探索するかというお話で、収益という遅行指標のバックミラーだけを見ながら進んでいくとアウトカムを見失うというのは非常にわかりみが強い内容でした。
 「僕らはデブサミの度に世界を変えてきた」というキーワードがとても印象的でした。デブサミに行って帰った各々のメンバーがちょっとずつ普段の業務を変えることで世界が変わっていくのは素敵だなと思います。


良いプロダクト作りのための組織育成(理論&実践編) 健全なコードは健全な組織、健全なチームから

 ウィルゲートのZOEさんからの講演でした。組織育成の実践のポイントがギュッとまとまっていてとても参考になりました。
組織育成は点でなく、施策全体で考えるのが重要ということで「OUTPUT文化、成長機会の提供、1on1、メンター制度、採用戦略、チームビルディング、組織育成、評価基準・制度」といった全体の話を大事にしているのが印象的でした。
・1on1は1週間あった事のふりかえり(良かった事、困っている事、最近気になっている事)をやっている。1on1ではマズローの学びの壁5段階の壁にぶつかっている時のワードに注力して話を聞いている。(しらかった、気づいた、できた、できなかった)
・チャンクダウン・チャンクアップ・スライドの考え方を意識すると汎用的な学びにできる(チャンクダウン:より具体的に行動を深ぼっていく、チャックアップ:より抽象度をあげていく、スライド:別の事例を探す)
・1on1についてはアンケートを取り続け、過去との差分で判断できるようにする
・個のスキルから組織のスキルに転換する仕組みづくりをする。(徐々にハードルが上がっていくので、低いハードルからステップアップできる仕組みがあると良い) 「分報(times)での発信→社内でのLTや技術研修→プロジェクトでの積極導入→技術ブログでの発信→社外での発信」
・チームビルディングのワークショップはおすすめ。ただワークショップによって有効なフェーズ(タックマンモデル)が違っているので注意

生成AIで開発生産性向上!リレーセッション

AI事例でのリレーセッションでした。現在のチームメンバーの登壇も2つありましたので、これが一番の目的で今回来ました。

生成AIとの対話から、概念を見つけ、名前をつける
 
GMOペパボの中山さんからの講演でした。命名に関して生成AIを使うと良いという話でした。決める時に生成AI使うというのは良くやりますが、決めた名前からどのような処理を連想するか生成AIに聞くというのは本当にとても良いと思いました。こういった検証作業での生成AI活用はどんどんやった方が良いなーと思います。

AIを使用したラピッドプロトタイピングの可能性、その先の未来について
 
レッドジャーニーのもっちさんからの発表でした。一緒のチームで働いているため、社内のOSTの枠などでもご自身のサービスを時々教えてくれてましたが、たくさんのサービス作りの話を一気に聞けてとてもワクワクする内容でした。
 動くスライドがとても引き込まれて良かった!!!!!


ChatGPTを個々人が使っていた組織から、チームチャットにボットを棲まわせてみんなが活用する組織になるまでの変遷、ぜんぶ紹介しちゃいます 

 アイキューブドシステムズの岩木さんからの発表でした。チャットボットをどのようにチームで使えるようにしていったかという細かい内容が聞けました。チームで知識を共有するというビジョンはとても良いなと思っていて、それがツールからどのように育まれていくかわかるいい内容でした。


チーム協働を加速させる SlackでのAIチャット運営(いたずらっこ)の進化の軌跡
うちの会社のメンバーの講演でした。二人とも緊張しているのが分かりましたが、盛り上がって良かったです!!!一番下にスライドを載せています!お疲れさまでした!

ChatGPTの活用を体現し、組織に浸透する技術
GMOペパボのP山さんからの講演でした。GPTを組織へ浸透させていくコツをお話しいただきました。とにかくまず、自分が使い倒せ!といったメッセージはわかりみが深い。秘匿情報を隠してくれるAPIの話は調べておこうと思いました。

組織と人とデータと生成AIでプロセス変革を!
NECの大内さんからの講演でした。データ活用と生成AIは非常にマッチするといった話や生成AIを使ったマインドマップの検討内容等をお話しいただきました。PMIのアジャイルのコミュニティの話も気になりました。

休憩時間の会話 

 休憩時間にRSGT2024でも話されていた亀井さんとお茶することができて、お互いの話をゆっくりできてとても楽しかったです。会社の話やアジャイルの話やデブサミ自体の感想等で盛り上がりました。
 普段アジャイル系のカンファレンス出席が多いと、「デブサミの講演内容の中には、ちょっと自分の考え方や求めている物と違うといった違和感を感じることがある。でも逆にそれが良い」みたいな話が出来たのはとても嬉しかったです。こういったカンファレンスの中で社外の方とゆっくり話せるのは非常に良い機会だなと思っています。ありがとうございました。

懇親会の2次会

 懇親会はチケット買ってましたが、会議が終わらず間に合いませんでした。会議後行ったら終わってましたが、社内の登壇したメンバーと見に来てたメンバーと出会えたので、4人で二次会行ってきました。こういったイベントで社内のメンバーと話して盛り上がって飲みに行くみたいなのは、私にとってはわりと夢物語な所があったので、とても嬉しかったです。登壇の感想や気になった講演内容などを話しました。登壇については終わった後何人かの方から感想言ってもらえたようでとても良かったです。
 イベントの講演を聞いて、世の中のスピードの速さに危機感を感じたし、こういう会はもっと聴かないといけないと思ったといったコメントがあって本当に良かったと思いました。

感想

 社内のメンバーの登壇に関してはプロポーザルの提出からスライド作成までサポートをずっとしてきましたが、二人の表情を見て、本当に良かったと思いました。(マネージャらしい仕事ができた?)
 ウィルゲートのZOEさんから話があった「個のスキルから組織のスキルに転換する仕組みづくり」については、私も新組織できてからの2年間ずっと取り組んできていて、やっと成果を得られた感覚があります。(メンバーが変容している)
 組織をいきいきとアジャイルにしたいという想いや取り組みは色々やりながらも、上手く行かないとだいぶ悩んでいましたが、「発信文化」を作る取り組みのみ、再現性高く成功できる手応えを掴んでいますので、この辺の内容はスクフェス新潟にプロポーザル出したいなと急遽、思いました。

 市谷さんもお話しされていた、「デブサミに出席する都度世界を変えて行ける」みたいな話は本当に素敵で良いなーと改めて思いました。

ありがとうございました。チームメンバーが登壇したスライドは下記になりますので、良かったら見てみてください。


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