日本はバカを止める時

キッチンに函館産の昆布の加工品の袋がありました。
 「函館産かあ、美味そうだな」と何気なく袋を手に取ってみると、「製造者」が広島県です。
ヘエエ、加工、製造は広島まで持って行ったのか・・・そしてよく見ると、「販売者」が福島県となっています。
 エッ?? 販売が福島県??  最後に喰うのは神奈川県! なんだ、行ったり来たりだな・・・
 これって、それぞれ理由はあるのでしょうが、日本列島をトラックが行ったり来たりするのって、あまりにも無駄が多すぎませんか? 賢明な社会には見えませんが・・・
 金銭的にはこれが一番儲かる方法なのでしょうが、運転手の人件費やガソリン代や道路の維持費など、総合的に考えて、地球規模で考えて、ベストとは思えません。モノが全体的に考えられないことをバカと言います。
 人手不足で海外から人を呼んで働かせたり、地球温暖化を問題にしながら、余計なガソリンをまき散らす。どう考えてもおかしくないですか?
 何かの仕組みが悪いのでしょう。つまり政治です。やっぱり政治家に問題が。
 私が実際の設計から離れた(ついこの間)その後で、木材をどんどん使えという法律が出来たようです。
 手を引くちょっと前に、木造3階建ての住宅が構造の問題で「うちではまだ通していな」と審査機関から言われて、許可にならなくて、東大の研究室に助けてもらって論文を持ち出して説得に行ったのを思い出しますが、この前、大林組が木造で8階か9階のビルで賞を取りました。それって大丈夫なんですか?木造の軸組みが構造的に持てばいいという問題ではなく・・・総合的に考えられているのでしょうか? 日本はバカを捨てる時です。

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