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映画 神木隆之介君みたさにホリックを見に行く

ホリックを見てきた。原作はカードキャプターさくらで有名なCLAMPさん。監督は蜷川実花さんだ。豪華絢爛な原作を蜷川実花さんがどのように実写化するのか。以前見た蜷川実花監督の映画はとても美しかった。
今回も楽しみ。
昨日、zipにて神木くんと松村北斗くんが床に水を張ったセットでSixTONESの曲を踊ったと言っていたので、そのセットを探すのも楽しみの一つ。
そして、映画はとてもゴージャスなセット。解決したいことがある人にしか見えないという館の入り口は藤の花が咲き乱れ、妖しい美しさを醸し出し、みる人を惹きつける。
神木くんは妖が見える四月一日くん役。いつもながら演技がうまい!!
柴崎コウが女主人侑子役なのだが、年齢不詳で重厚な役をしっかり演じている。配役を聞いたとき、私のイメージではもうすこし若い女優の方が原作に近いのではと思ったが、映画を見た後は侑子役は柴崎コウしかいない!!と思うほどピッタリのハマり役。ミステリアスな役がピッタリだった。

四月一日くんは妖が見えるために人と距離を置き、生きている意味を失っていたが、侑子やどうめき、ひまわりと関わるうちに、自分自身を大切にし、人を大切にすることを学ぶ。

自分の運命は変えられない、受け入れるしかないと思っていた四月一日くんが自分の運命を自ら選んでいくことにシフトチェンジしていく。
その前に女郎蜘蛛に唆されて、いつまでもぬくぬくと幸せな世界から抜け出さずに四月一日を何度も何度も繰り返していたからこそ、自分の頭で考え人生を切り開いていけるようになったんだろう。
苦しんで生きているのもいやになった経験があったからこそ、女郎蜘蛛の口車に乗ってしまった。私も同じように唆されたら、安逸な生活を選んでしまうだろう。なにも考えずに日々を生きるということは怖いことだ。しかし、日常生活はうっかりするとそのような毎日になっていることがあるので要注意だ。

何度も出てくるセリフで「必然」というセリフがあった。この世で起こることはすべて偶然ではなく必然。
そう考えると、私がこの映画を見に行ったのも偶然ではなく、必然なのだ。

そして、自分の運命を受け入れるのではなく、切り開いていかねばならないということだ。

59歳で未経験なのに、今まで文章など書いたことがないのに、ライターを目指して勉強するというのは遅すぎるのではないか、黙ってのんびり静かな老後を送ることだって不可能ではない。
振り返ってみると、いつもこのままではいけない、なにかしなくてはということを考えて生きてきた。結局なにも実を結んでいるわけではないけど、
なにかをしていたいという気持ちは常に持ち続けていた。
だから、今度こそ私をライターをやってますと大声で宣言できるぐらいの実績を作っていくのが目標だ。



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