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シラー 「ヴィルヘルム・テル」を読んで

シラーの「ヴィルヘルム・テル」を読みました!
ヴィルヘルム・テルはウィリアム・テルとして知られているのではないのでしょうか?
ロッシーニによってオペラ化もしています。
テルがリンゴを射るシーンは有名ですね。

これは戯曲ですが元になったウィリアム・テル伝説を解説します。

時代は14世紀初頭、弓の名手ウィリアム・テルは当時のオーストリアの圧政下に苦しむスイスを解放したいと願っていた。
スイス3原州と呼ばれる3つの州が「スイス誓約同盟」を結び影響力があったがハプスブルク家は強い自治権を獲得していたそのうちのウーリの支配を強めようとした。
そのウーリ代表だったと伝えられるのがウィリアム・テルである。
伝説では、テルがハプスブルクの代官ゲスラーを倒し、それがきっかけで民衆が立ち上がり、ハプスブルク家支配から開放されたとされている。

というものです。ウィリアム・テルはスイスの英雄なのですね。

(シラー「ヴィルヘルム・テル」のあらすじ)

中世盛期ドイツ皇帝を僭称するオーストリアのアルブレヒト侯爵は、スイスに腹心の代官を派遣して圧政を敷かせ、暴利をむさぼっていた。代官たちの専横ぶりには目に余るものがあり、築城に際しては労働者たちを牛馬のごとく酷使し、果ては、人民たちをつねに権力に盲従させんがために一計を案じ、村道沿いに竿を立ててその上に代官の帽子を置き、その前を通行する場合には必ず敬礼を行うよう強制する者まであらわれた。


ここにおいて、スイス三州を代表する人たちはリュトリで会合を開き、スイス古来の権利と自由を擁護することを決議し、同盟を結んで、無血革命の準備をすすめる。


ここに主人公ヴィルヘルム・テルが登場する。自由と正義とを尊ぶ勇猛な愛国者でありながら、日頃静かで平和な生活を愛する彼は、同胞に要請されても蜂起の同盟には加わろうとしない。たまたま例の帽子の前を通りすぎたテルは、敬意を表さなかったという理由で、代官から難題を持ちかけられる。子供の頭上にリンゴをのせ、それを弓で射落としてみよ、というのである。戦慄しつつわが子と対したテルは、みごと一矢でリンゴを射落とす。この時、第二の矢を用意した理由を問われたテルは、万一失敗に終わった場合には、それで代官を射るつもりだったと答える。代官はテルを捕縛し、自分の居城に連行する。

湖水をわたる途中、嵐が襲う。危険を感じて自信を失った船頭は、テルの縄を解いて、代わりに漕ぐよう依頼する。岩に近づいたとき、テルは力いっぱいに舟を蹴って転覆させ、自身は岩に飛び移って、あやうく危難をまぬがれる。こうして、さしも温厚であったテルの胸にも復讐の念は燃えさかり路傍に待ちうけて一矢のもとに代官を射殺す。

ここに至って三州の人びとはいっせいに蜂起した。やがて平和と自由とを獲得した人びとは、「弓の名人、われらの救い主、テル万歳!」と歓呼しつづける。

また、ラブストーリーの要素もあり、男爵の息子ルーデンツは名家の生まれのベルダ姫を愛していて、ベルダにふさわしい身分の財産を得るために彼はオーストリア側につこうとする。祖国を守ろうとする男爵はこれに反対して二人は争う。しかし、ベルタはそんなルーデンツの考えを非難し、国民の味方になって自由を求めて戦うことが、自分たちの恋を成就させるのに必要なことなのだと語りかけた。その結果ルーデンツは改心し、祖国の味方となった。

とのことです。

(ウィリアム・テルはスイスのヒトラーだ!)
とは言ってもユダヤと戦ったわけではないけれど…。
でも魂がヒトラーそのもの!
今私たちに求められている力は意志力!
・確固たる自我を持つこと
・自分たちを搾取する指導者には怒ること。
敵の支配者(もちろんユダヤのこと)は正義の怒りを恐れます。皆さんも理不尽なことには怒りましょう。
・自由は戦闘を始めとする努力と犠牲によって得られる

などどれも大事なことがこの作品から得られます。いい加減支配者の与えた道徳の詐欺から抜け出しましょう。
祖国愛や民族愛が語られているところも良いです。
しかし普段は平和を愛する良き父であるテルは魅力的ですね。ここらへんもヒトラーと似ていると思い…。

(おまけ) 
「我が闘争」で「強いものは一人でいる時何一番強い」という文がありました。(これも正しい馬鹿な奴隷が集まっても支配者に搾取されるだけだ…。)
これ多分「ヴィルヘルム・テル」からの引用です。ヒトラーはシラーの戯曲が好きだったそうです。



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