運命の出会いの日
ピンクのワンピースを来たその日は
わたしはみんなの前で絵を描くという
初めての試みの日。
誰も知らない
初めてのギャラリーで
数時間かけて絵を描いていて。
ただ楽しくって
ひたすら描いていたら
ぱっと左から。
足音も立てずに
空間に魔法みたいに現れたかのように
とてもとても背の高い男の人。
目があって「こんにちは」
次の瞬間からその人はなかなかのテンションとスピード感を持ったままずっとおしゃべり。
その時わたしの隣にはもう1人の初めましての女の子がいたから、
「きっとこの女の子のお知り合いなんだろうな」
ていうくらい、楽しげにおしゃべりしてた。
彼の話を聞きながら心の中で
「なんかこんな人いるよね知ってるような」
ていう感覚は、覚えている。
ひとしきりおしゃべりしたら今度は秒で退室していった。
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