うっかりは笑いにしなきゃやってらんない
私の毎日は、うっかりで溢れている。
うっかり、電車の中にケータイを忘れてしまった。
うっかり、洗濯機のスタートボタンを押し忘れた。
うっかり、送信ボタンを押し忘れて、課題の提出ができていなかった。
切符を無くした、財布を無くした、友だちのために買ったプレゼントをどこかに置き忘れた。ワイヤレスイヤホンは、1年も経たないうちにケースだけになってしまう。冬服のポケットは宝箱になり、毎年必ず無くしものやお金が出てくるし、アクセサリーケースはピアスの片割れで溢れている。
忘れ物をして、取りに帰っても、別の忘れ物をしてまた取りに帰るということもしばしば。
どこかに落とし物をする度に日本に生まれてよかったなぁとつくづく思う。これだけ色々忘れていて、手元にかえってこなかったのはiPodナノだけだ。私は本当についている。(祖父にプレゼントしてもらったもので、相当落ち込んだが…。)
しかし、日常だけならまだしも、これが大学の履修や、大事な場面でもやらかしてしまうから、とても困るのだ。
小学生の頃から、忘れ物は多く、宿題ができなかった。どれだけ、普通に憧れてきたか。
自分なりに原因を考え、色々調べて対策をしても、一向にうっかりはなくなってくれない。
度を超えたうっかりが続くと、私は、私のことが嫌いになりそうになる。
だから、笑いに変えるのだ。
敢えて友だちに話して、インスタのストーリーにあげる。そうすると、私もなぜか笑えてくる。
こんな自分も、悪くないなって。
自分だけで抱えていたら苦しくなる。
うっかりは笑いにしなきゃやってらんない。