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『確率思考の戦略論: USJでも実証された数学マーケティングの力』を読んだ感想

自分は本を読むことが好きです。本が好きで,いろんなジャンルについての本を読んでいます。

今回は,森岡毅さんと今西聖貴さんの書かれた『確率思考の戦略論: USJでも実証された数学マーケティングの力』という本を読んでみて,その感想について述べていきたいと思います。

この本を選んだ理由

この本を読んでみたいと思った理由は,2つあります。

1つ目は,下の動画がきっかけです。

この動画での森岡さんの話が面白いと思い,森岡さんの本を読んでみようと思ったところ,最初に『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』という本を選びました。

その内容が面白かったので,森岡さんの本を,もう一冊読んでみたくなり,『誰もが人を動かせる!あなたの人生を変えるリーダーシップ革命』という本も読みました。

こちらの本も面白かったので,もう一冊,読んでみようと思い,今回,『確率思考の戦略論: USJでも実証された数学マーケティングの力』を選びました。

2つ目は,本の巻末に,確率の内容が書かれており,その内容に興味を持ったからです。

感想

この本は,タイトルに「確率」が含まれてあり,数学嫌いの人は,読みたくない本に思われると思いますが,そんな数学嫌いな人にもわかるように,「確率」を使って出した予測や実際のデータの数字は,あらかじめ表やグラフに表示されて,その結果をもとに内容が書かれているので,難しい計算をしなくても,読める本になっています。

その予測や実際のデータの数字が,どこからきたのか,気になる人用に,巻末に使った「確率」の内容が書かれているので,どんな人も楽しんで読める本になっています。

この本の内容を一言で表すと,

市場構造を決定づけるのは,消費者のプレファレンスである

です。

市場構造とは,この本では

ある商品カテゴリー(例えばシャンプーやスタイリング剤などのヘアケア市場)における,人々の意思と利害と行動が積み上がった全体としての業界の仕組みのことです。(中略)
つまり,簡単に言えば「その市場における全体としての人々のやり方」のこと

としています。

また,プレファレンスとは,

消費者のブランドに対する相対的な好意度(簡単に言えば「好み」のこと

と説明されています。

このプレファレンスがとても重要なことが,いろんなところで,説明をされています。

この本を読んで,自分は,この本は,すべての人が読むべきだと感じました。

その理由は,この本には,多くの人に気づきを与えてくれるような,森岡さんと共著の今西聖貴さんの言葉がたくさんあるからです。

その中で,自分が,気づかされた言葉を紹介します。

組織においても個人においても,「学習できない」のであれば遠からず,破綻するのは確定します。学ばない場合も,学べない場合も,同じように破綻します。

組織において学習する文化を確立することは,個人の成長のためにもなるのです。

企業の成長とは,つまるところ人的資源の成長と等しい

上司としての最大の仕事の1つは,自分自身の認識を変えることで,組織の人的資源を増やすことだと,私は考えています。
それは部下1人1人の特徴に注目して理解し,その特徴が強みとなる文脈を選んで力を発揮させることです。

起こったことは変更できない。変えることができるのは未来のみです。
これは「人事を尽くして天命を待つ」に近いと思います。
ただ人事を尽くす過程で,目的に対する確率の概念を考慮して選択するよう心がけていただきたい。

このほかにも,気付きを与えてくれるような言葉があり,きっといろんな気づきが見つかると思います。


ここまで,読んでいただきありがとうございます。

今回は,森岡毅さんと今西聖貴さんの書かれた『確率思考の戦略論: USJでも実証された数学マーケティングの力』を読んだ感想について述べていきました。

自分は,これまでに森岡毅さんの本の感想の記事を書きました。

もしよければ,読んでいただけると,嬉しいです。

最後に,自分が読んだ,森岡さんの本のリンクを載せておきます。


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