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「まず、ちゃんと聴く」その1#007

「まず、ちゃんと聴く。」という書籍をご存じでしょうか。素晴らしい本なので、ぜひたくさんの人に読んでほしいです!

「聴く」には並々ならぬ思い入れ及びこだわりがあるわたくし。
この書籍は私が「聴く」に出会うきっかけとなった「エール」代表の櫻井さんの書籍です。

今日は、私がエールのサポーター活動やこの書籍から学んだことをお伝えします(^^♪

本書では、「聴く技術」を「1.あり方×2.やり方」に分解します。
今回で1のあり方を、次回で2のやり方をご紹介します。

1.あり方
書籍の題名にもなっている、「ちゃんと」聴くとはどんな状態か。
本書では「相手の言動の背景には、肯定的意図があると信じている状態で聞く」と定義します。

それでは、この「肯定的意図」とは何か。これは、「自分とは違った意見や考え方、社会のルールや規範とは異なった言動であったとしても、その背景には必ず肯定的意図がある」という物事の捉え方です。

本書で書かれていた分かりやすい例をご紹介します。例えば、子供が万引きしてしまったとき・・・・
「万引きしちゃったんだね」と声をかけるのではなく、「万引きしたんだね」と切り出す。
後者のポイントは、without judgementでまずは聴き始めていることです。

ただ、もちろん「万引き」という振る舞いを肯定する必要はないと本書では語られます。
「意図」と「振る舞い」を切り離したうえで、「意図」が肯定的だということを信じて聞き始めることがポイントなのです。

これは言うは易し、やるは相当難しい・・・というのが私が実践しての感想です。
自分とは利害関係のあまりない人の話を、肯定的意図をもって聞くことは割とやりやすいのですが、
特に、自分と近しい人となるとなかなか難しい・・・

家族や職場の人に対して、普段から知っているからこそ「(どうせ)○○だと思っているんでしょ」とバイアスがかかってしまいます><

また、「肯定的意図を持つ」ということ自体がかなりエネルギーがいることなので、心がすさんでいるとできないことも多い気がします。

でも、、、でも、、、毎日忙しくて死にそうでも、1つ1つの会話に心を込めて、肯定的意図を持ちながら、特に子供と会話をしたい!とこのnoteを書きながら思いました。
肯定的意図を持って聴かれた体験をたくさん積むことで、「自己承認感」のある子に育ってほしいな~というのが私の願いです。

ただ、大前提として、普段から誰かに「聴いて」もらう経験をしていなければできないなと思います。
皆さんはちゃんと誰かに普段から「聴いて」もらえていますか。
私は最近あんまり「聴いて」もらっていないかも・・・まずはこのメタ認知から始めて、だれかに「聴いて!」とお願いして自分のコンディションを整えることも大切だと思っています(笑)

次回は「2.やり方」(非言語スキル×言語スキル)をご紹介します。お楽しみに!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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