ローカル路線バスの旅 日本縦断最速RTA 北海道編「試される大地」
前置き
今回の旅の概要は以下の記事に書いたので必ずこの記事を見てからご覧いただきますようよろしくお願いします。
またとあるYouTuberが路線バスで日本縦断旅をしていてそれを纏めた記事がありました。勿論本旅のような無茶はしてないしゴールは佐多岬ではなく枕崎ですが当検証でも参考にしており、いい比較材料になると思いますのでURLを載せておきます。
1日目
月曜の14:20浜頓別行きのバスから遂に旅がスタートとなります。タイマースタートはバスに乗車した瞬間です。1日目の旅程はこれです。
宗谷岬1420→浜頓別1609
浜頓別1729→枝幸1813
枝幸1840→郡界1925
郡界1925→雄武2250 徒歩15km
1日目はここまでです。バスに詳しかったり某YouTuberの日本縦断の旅をご覧になられてた方からするとこのルート少し違和感があるかもしれません。浜頓別より先のルートの話です。宗谷岬から浜頓別のバスは「天北宗谷岬線」と呼ばれていて稚内から宗谷岬経由で音威子府までを結ぶバスでした。
しかし2023年10月1日付けで浜頓別から音威子府間が廃止されデマンドバス(予約制バス)になってしまいました。その為浜頓別より内陸側に抜けるのは不可能となっています。なので別の方法でアプローチするべくとりあえず海岸線沿いを南下します。宗谷岬の出発が14時20分と遅めでしたが、仮に10時20分の始発に乗った場合浜頓別着が12時19分になるのですが浜頓別発枝幸行12:05発に14分差で逃げられる上に次のバスが平日休日共に17:29となり結果4時間弱のタイムロスになります。
枝幸から先ですが雄武行きのバスの最終が16時10分となってます。しかし今日雄武までは行かないと最速の要件を満たせないので途中郡界までバスで行き残り15キロを歩きます。
夜行軍となりますが正直に言って今回の旅程の中で考えると楽な夜と言えます。雄武町内には民宿もあるので事前に少し遅くなる事を伝えればふかふかな布団で寝る事もできるでしょう。それがいかに幸せな事かをこの旅では嫌という程味わうことになります。
2月1日追記
コメント欄にて稚内から東に下るのでは無くそのまま南に下った方がいいのでは?というコメントを頂きました。コメ欄より乗り継ぎを引用させていただいきます。
宗谷岬1520→潮見5丁目1556
潮見5丁目1556→豊富駅0043 徒歩39km
豊富駅0720→幌延深地層研究センター前0739
幌延深地層研究センター前0740→留萌十字街1108
留萌十字街1115→深川十字街1229
深川十字街から滝川のバスは同じになる為この先のルートに影響はありませんが、このルートの場合宗谷岬を元のルートより1時間タイマースタートを遅くできるのでその分タイムが短縮されます。初っ端から大コケしてしまい申し訳ありません。それとコメントをしていただいたsonzincさんありがとうございました。
ただ非常に申し訳無いのですが、今回はあくまで自分の力のみで検証したものを記録としたいので、本説では引き続き14:20にタイマースタートしたものとして続けたいと思います。本シリーズ終了後に簡単にではありますが有識者の意見も踏まえた「有識者の方々の力を借りたRTA」という記事を作ろうと思いますので他の方も含め引き続きご指摘をいただけると有り難いです。よろしくお願いします。
2日目
さあ2日目。今日から本格的になります
雄武650→興部724
興部745→名寄915
名寄940→旭川1215
旭川1300→深川(駅)1351 ※留萌行き
深川(十字街)1430→滝川1521
滝川1625→浦臼1700
浦臼1725→月形1759
月形1825→当別1917
当別1920→太美1949
太美1949→教育大前2049 軽走:6km
教育大前2106→麻生2140
麻生2140→札幌駅2225 軽走:5km
札幌駅2230→新札幌2320
新札幌2320→大曲(翌)120 徒歩8km
2日目は以上です。興部から名寄のバスの始発は6時10分ですがそれに乗っても深川で本ルートと同じになります。名寄から滝川までは定番のルートなので特筆すべき点はありません。
問題なのは滝川から先です。滝川からは岩見沢に経由して栗山を経由すれば徒歩無しで札幌まで行けますがそのルートでは栗山までしか行けません。ここで登場するのが旧札沼線です。2020年に新十津川駅から北海道医療大まで廃止されておりその間がバスで繋がるようになりました(元々繋がってた?)それを利用することで当別町の太美までバスが繋がるので少し歩けばいよいよ札幌市です。札幌方面のバスの最終まで1時間しか無く6キロあるので少し走りましょう。信号は少なめです。
その後麻生駅から札幌駅間のバスが終わってます。5キロを50分で結ぶ必要があり今度は信号も多いのでさっきより急ぐ必要が有ります。そして新札幌駅で完全にバスが途絶えるのですがここからがこの旅の醍醐味(?)である深夜行が始まります。ただここの深夜行はまだ甘い方で8km歩けばよく、少し回れば大谷地に快活CLUBが有ります。
翌朝は6時23分発なので4、5時間くらいは休めると思います。
3日目
3日目です。この日からいよいよ…
大曲623→千歳駅712
千歳駅729→新千歳空港740
新千歳空港834→苫小牧935
苫小牧1000→登別1115
登別1128→東室蘭1217
東室蘭1314→伊達網代1419
伊達網代1617→豊浦ふるさとドーム1659
豊浦ふるさとドーム1846→礼文華1919
礼文華1919→長万部2450 徒歩24km
3日目は以上です。2日目にもっと歩いたり2日目に小樽まで歩いてニセコ経由等で早めに長万部に着くこともできますが長万部からの終バスが深夜歩きで先着できる距離では無いので3日目は長万部より先に行く必要は無く、一番定番のルートを選出しました。ただし普通に歩いた場合確実に日を越すので宿に泊まりたければ礼文華から長万部までマラソンするか(一応成人男性なら2時間くらいで24km走れるらしい)2日目に千歳くらいまで行っておくか徒歩距離が増えますがニセコ経由の3択です。まあとは言え今後に備えてここで野宿に備えておくのもありかもしれません。長万部には24時間営業のセブンがありますので食料とトイレの心配はありません。
4日目(北海道脱出まで)
4日目です。いよいよ本州に入ります。
長万部658→大野新道958
大野新道958→青函フェリー1025 徒歩2km
函館1135→青森1525 ※青函フェリー
長万部からは函館までは1本のバスで繋がります。このバスの最終は14時50分と早く区間運行のバスが出てるのも森町から。長万部と森町は73km離れており他の歩きと組み合わせると1日に歩ける80kmをゆうに超えますし、その制限を考えなかったとして森町まで歩いて森町始発のバスに乗れたとしても乗れるフェリーは同じものになるため、ここまでは改良の余地が無いと思えます。函館市内ですが当記事では大野新道から歩いてフェリーターミナルへアクセスしてますがもう少し近くまでバスは出ているようですが結果は変わらないので省きます。
まとめ
これで4日に渡った北海道旅も終了です。北海道脱出にかかった時間は3日と21時間15分。時間数に直すと93時間15分。100時間は切れました。同じく日本縦断を路線バスでしたYouTuberがいたという話ですが、そのブログによるとそのYouTuberが函館を発ったのが4日目の16時15分のようです。無論そちらは3泊ホテルに泊まり夜行軍なんてしてないので1泊しかできてないのに4時間半差というのは少し物足りない感じもしますが、不通区間はルール内で電車に乗っていた+浜頓別音威子府間のバス廃止もあるのでこの結果も致し方無いと考えております(そもそもYouTubeの企画と競う事自体間違っているのだが...)
さて次回は東北編です。北海道だけならまだ誰でも挑戦できそうなレベルで収まってますがこれ以降は次元が違いますのでお楽しみに。
集計
バス以外の移動距離 56km
総合時間 4日と1時間5分
バス本数 22本
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