セガサミーフェニックス契約結果についての感想

2023.6/10セガサミーフェニックスより、来期の契約状況のアナウンスが有った。
魚谷侑未選手と東城りお選手の契約解除と、茅森早香選手、醍醐大選手、近藤監督の契約更新の内容となった。
それを受け様々な反応がSNSを中心に大きな反響となって話題を浚った。また様々なニュース媒体にも報道された。
Xのポストでは魚谷・東城選手の契約解除は納得がいかない旨のポストが大勢を占めていた印象である。
私は6/9に開催されたセガサミーフェニックスのイベントに茅森選手、醍醐選手、河野さんが参加され魚谷・東城両選手が不参加となっていた時点で不穏な空気を察知、予感が走った。
他チームが続々と契約更新の発表がされる中、渋谷アベマズ・ユーネクストパイレーツ・セガサミーフェニックスがギリギリまで発表が無かった時点でもアベマズ・パイレーツは特に契約内容を変更しなければいけない理由が見当たらない事から、全選手更新だろうと思っていたが、フェニックスに至っては必ず何か有る!と踏んでいた。嫌な予感は的中するもので、やはり大嵐が吹き荒れた。ドラフト1位選手の初の解雇…。これはMリーグ全体にも衝撃として受け止められたであろう。
2023-2024シーズンまではどんなに成績が悪くてもドラフト1位選手が解雇される事は起きえなかった。
2021-2022シーズンあの悪夢の-1256.1Pの8位に沈んだ雷電でさえ萩原選手の契約満了のアナウンスは無かった。聞けば萩原選手より退団の申し入れは有ったらしいがオーナー企業からの強い慰留により契約更新となったとの事。このエピソードは萩原選手の倫理観・価値観・責任感・人柄を表すものに他ならない。この潔さは各チームのドラフト1位選手の心に留めておいて欲しい話だ。それだけドラフト1位選手の責任の重さは他選手の比では無いのだ。
また、各企業の考え方も契約更新には大きな影響がある最たる例にもなったであろう。

さて、セガサミーが6/1に最高位戦日本プロ麻雀協会とのサポート契約締結のニュースがアナウンスされた。それに伴い、今回の契約満了は日本プロ麻雀連盟外しであろうとの憶測を書き込むポストも散見された。これに関しては6/28のドラフト会議の結果を見なければ何とも言えないが、度を超えて近藤監督への誹謗中傷に当たる様な書き込みも見受けられる様になった。近藤監督は心底Mリーグを敬愛し、またMリーグファンを心から大切にするあまり各ポストに近藤監督の見解を返信していらっしゃる。頭が下がる思いであると同時に心労にならないかが本当に心配である。
今回のセガサミーフェニックスの選手契約に関しては様々な思いを持ったファンの方々が居られるであろう。特に魚谷選手・東城選手のファンの方々は心穏やかには居られない事は容易に想像がつく。
私はEX風林火山の勝又健志プロのファンであるが、もし勝又選手が契約満了などとアナウンスが流れれば、尋常では居られなくなるであろう事は、私自身が身を以て言える事なので、冷静になろうなどという軽口は気軽にはとても言えない。魚谷選手・東城選手のファンの方々の心情を慮るのみである。

セガサミーフェニックスは結果責任を必ず取る企業である事は過去の例からもハッキリしているであろう。2020-2021シーズン8位になった際、高畑監督を解任し和久津選手が契約満了となった。2022-2023シーズン8位の際は吉野監督を解任し近藤監督を就任させた。そして2年連続最下位となった2023-2024シーズンはドラフト1位の魚谷選手の契約満了を発表。今期は監督ではなく一番責任の重いドラフト1位の選手に責任の所在を求めた形だ。それに伴いチームを本格的にテコ入れする為に東城選手にも矛先が飛んできた形であろう。魚谷選手・東城選手共に人気のある選手ではあるが、セガサミーフェニックスは選手構成を人気の有る無しには求めない、麻雀の実積に重きを置くとハッキリと示した形である。此は私個人的には至極全うな基準であり、懸命な基準であると大いに賛同する。私自身、今の会社で採用人事権を有する立場であるから言える事は、実積重視で人事を行う事は正義なのである。人柄や社員から人望があるからと評価基準の一つにはなっても、其れを以て待遇を良くしたり契約延長はしない。実積が最重要なのである。
魚谷選手・東城選手がセガサミーフェニックスの選手になった事でセガサミーフェニックスのサポーターになったファンの方は多く居るだろう。そして退団によりサポーターが減少する事は目にも明らかであるが、此からドラフト会議で指名される2名の選手にも其れ其れファンが居るわけで、新しいファンの方々がサポーターに加入される事も同時に期待される訳である。
文末に、改めて魚谷選手・東城選手のファンの方々には、一日も早く気持ちを落ち着かせて頂きたいのと合わせ、此からの魚谷選手・東城選手の活躍を力強く応援して頂きたい。この両名は再来期以降再びMの舞台に帰って来る可能性を持った選手である。魚谷選手はMリーグに戻りたい、Mの舞台で再び戦いたいと力強く宣言している。二人の此からの活躍を祈らずには居られない。


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