実際にあったゾッとする事件⑥

「ランチョ・サンタフェ精神科医院事件」

1991年3月26日、アメリカのカリフォルニア州ランチョ・サンタフェにある「ラニョ・サンタフェ・サイコロジックリー・クリア」という精神科医院で、医師デビッド・カルトン率いるカルト教団「トランスフォーメーションズ」による惨劇が起こりました。

カルトンは、自らが開発した独自の精神療法によって患者たちを支配下に置き、彼らを自分の信奉者にしようとしていました。彼は、精神科医院で患者たちに施す治療の中に、カルト的な要素を取り入れ、患者たちを洗脳していたとされています。彼はまた、トランスフォーメーションズに参加していた信奉者たちにも、彼らが自分の支配下にある者を殺害するように指示していたと言われています。

1991年3月26日、カルトンとその信奉者たちは、精神科医院内で襲撃を開始しました。彼らは、患者や看護師、その他の職員たちを拘束し、切断や火を付けるといった非常に残虐な手段で14人を殺害しました。被害者たちは、腕や足を切り落とされ、心臓を抉り出されるといった残虐行為によって殺害されました。事件の後、カルトンと彼の信奉者たちは、殺人や陰謀、薬物の販売などの罪で告発されました。

この事件は、アメリカにおける連続殺人事件の中でも特に恐ろしいものの一つとして知られています。そして、この事件は、精神科医院においてカルト的な活動が行われている可能性があることを示し、精神医療の問題を取り上げるきっかけとなりました。事件の犠牲者たちは、精神科医療の現場において、安全で適切な治療を受ける権利を侵害されたと言えます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?