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ハートヤイ生活日記🇹🇭②

こんにちは、らっくすとーんです。
前回に引き続き、ハートヤイへの旅とそこから始まるタイ生活の様子をお届けしていきます。
前回はなんと、4000字近くかけたにも関わらず、バンコクにすら辿り着かないという事態になってしまいました。
今回ではちゃんとバンコク、そしてハートヤイに辿り着くことを目標にしていきたいと思います。
↓前回のnote

1日目:厦門→バンコク→ハートヤイ

当初の自分の想定とは裏腹に入国審査にもそこまで手間取らず、3000円という超破格の値段でとても良い宿を用意してもらうばかりか、偶然が重なり自分で何も考えずに空港への交通手段も用意され、とても安心した気持ちで朝を迎えることになりました。
空港へのタクシーで、例のカップルともお話ししました。
彼らはバンコクに数日間観光目的で訪れるために、今回トランジットを使ったとのことでした。俺も観光のためにタイに行きたかったよ。
さらに話を聞くと、彼らどうやら関空でもかなり危ない目に遭ったらしく、搭乗口に到着したのが、予定されていた出発時刻の10分後だったそうです。
結局その便は1時間以上遅れたために事なきを得たので、飛行機を逃さず中国でお金を貸してくれる日本人にたまたま会うという、自分に勝るとも劣らない彼らのバカヅキぶりに感心すると共に、バンコクでも危ない目に遭わないか少し心配になりました。
あの運量と愛嬌でどうにか乗り切ってほしいものです。
自分もその運量のお裾分けでタクシー代を出してもらえました。ありがたや…。
その後は厦門に到着した時ほどの波乱もなく、出国審査も無事終え、バンコク・スワンナブーム国際空港への飛行機に搭乗しました。
飛行機が徐々に降下し、眼前にタイの風景が見えたとき、それは自分にとってかなり新鮮なものでした。

視界の下方をだだっ広く埋め尽くす田畑の形や配列は日本のそれとはかなり異質なものでした。
比較的正方形に近い日本の田畑と異なりひたすら縦に長いひと区域が連なり、それらの脇に民家や道路が配列されている、といった感じを受けました。
また、この日本とは異質な風景の正体を考えた時にあることに気づきました。
山がないんです。
日本国内を飛んでいると、海上でもない限り「無限に広がると思われる地平線」なんて光景はほとんどないと思います。
山の存在ゆえにどこかゴツゴツした日本の地形と異なり、のっぺりとしているタイの地形は珍しいものに思えました。
そしてこれらの写真はかなり高度が下がった段階で撮影したものです。
バンコクという首都からそこまで離れていないのに、ここまで無尽蔵に田畑が展開されている様子はどこか宮崎にも通ずるものがありました。
宮崎も市街地から離れれば、すぐ田畑と森林と山の緑で視界が支配されますから。

そうして飛行機はスワンナプーム国際空港に到着しました。

現代的な構造の中で随所に仏教色が見られました。ハヌマーンの絵画とかもあってタイらしかった。

スワンナプーム空港はとにかく到着ゲートから入国審査までのゲートがアホみたいに長いです。

この空間を横断させられる鬼畜の所業を受けました。

リアルに1km近く歩かされました。成田空港の3倍の大きさの空港、というのは伊達じゃないです。
クソデカキャリーを転がし、ヒイヒイ言いながら入国審査に向かいましたが、入国審査自体はあっさり終わり、わたしはハートヤイに辿り着くために次の目的地・ドンムアン国際空港に向けて出発しました。

バンコクでは空港が2つ存在し、主に海外便が発着するスワンナプーム国際空港と国内LCCが主に発着するドンムアン国際空港は50kmほど離れています。
日本でいうと成田と羽田、関空と伊丹、みたいなノリですね…の割には異常な距離感ですが
スワンナプーム-ドンムアン間では無料のシャトルバスが行き来しているので、それに乗ってドンムアン空港を目指しました。

これらの写真はバスの中から撮影したバンコク市街地の風景です。
「バンコクは他のアジア諸国よりも頭ひとつ抜けて栄えている」といった話は前から聞いていてもいまひとつその規模感が想像できずにいましたが、なるほど確かにこれはかなり発展した都市と言っていいと思いました。
中心部の規模だけなら、誤解を恐れずに言えば東京と遜色ありません。
しかし郊外にあるスワンナプーム空港近辺はやはり多くの人がイメージする東南アジア諸国の風景に近かったですし、繁栄している中心街でも古く寂れた建物が点々としていました。
思えば前に訪れたベトナム・ハノイも同じような都市構造でした。
渋滞に引っかかることもなく、1時間弱かけてドンムアン空港に到着し、そこで2人の仲間と合流し、ハートヤイ国際空港への便へと搭乗しました。

余談ですが、普段国内線しか使わないわたしは、空港飯の高さをこのトランジット旅で思い知らされることになりました。
まず関空を出発する前に食べたこちら。

2個で1300円

スパムおにぎりもどき2個にこの金額を結果的につぎ込んでしまい、挙句しっかり機内食が出るという愚か者のエピソードです。
厦門での朝も軽食をいただきました。肉団子スープに800円は少し釈然としませんがまあ良しとしましょう。
そして真昼間にドンムアンに着いたわたしは、空腹に耐えかねて空港内のフードコートに入り、真っ先に目の前に入ったバーガーキングで昼食を頼むことにしました。
なんてことはないチーズバーガーのセットを頼むと、お代は460バーツと言われました。
1バーツはおよそ4円なので日本円にして2000円弱です。
後でも述べるようにタイでかかる食費は日本と下手したら桁が違うレベルで安いことがほとんどなので、460バーツあったら誇張抜きで1週間は少なくとも飢えずに暮らせます。
日本にもあるチェーンとなめていたら、想像以上の大金を払ったことに後で気づき、もう二度と空港で安易にチェーン店に手は出さないと固く決意しました。

タイ南部の中心都市とも言われるハートヤイはその呼び名に違わず、かなり交通インフラも商業施設も整備されていた感を受けました。
わたしたちが実習をする病院もタイで5本の指に入るほど大規模の病院ということが、ハートヤイの街の規模の大きさを証明しているところでしょう。
そしてバンコクでもゲートから出た瞬間に感じましたが、とにかく蒸し暑い
そりゃ沖縄よりもはるかに赤道に近いわけで当然ちゃ当然なのですが。
この時期は雨季に差し掛かる直前で気温が一番高い時期らしく、なんとこの文章を書いてる4/2の最高気温は38℃、最低気温は25℃だそうです
次日本に帰った時は日本も初夏同然の気温だと思いますので、春を丸ごとすっ飛ばしてしまった気分です。

ハートヤイ空港から1ヶ月住まう寮に向かった後、同期2人と近くのショッピングモールで夜ご飯と必需品の買い出しをしました。

フードコートで食べた初めてのタイご飯、カオマンガイです。
ちゃんとしたボリュームがあってなんと60バーツ(≒240円)です。
マジでさっきバーキンで2000円近くぼったくられたのはなんだったんだってなりました。

ショッピングセンターでやることを終え、改めて寮に戻って荷解きをしたり改めて自分の部屋と向き合うことになるのですが…
なんと寮の部屋、トイレの便器のすぐ脇にシャワーがあって、便器のすぐ横に排水溝があるという構造だったのです。
(本当は写真付きで見せたいのですが、バレると多方面からお叱りを受けそうなので自粛…)
日本の風呂文化の貴さを思い知らされました。
日本でも確かにトイレと浴室が一緒の空間にあることは決して珍しくはないですが、浴槽の存在がないだけでこんなに衝撃的な光景になるとは…
とはいえ無料で貸していただいてる寮なので文句は言わず、ここで1ヶ月なんとか頑張っていこうと決心するLUCKSTONEなのでした。

…1日の出来事を書くだけでとうとう3000字超えてしまいましたね。
弱小牛歩noterの分際でこれ以上長い文章を書くと誰にも読んでもらえなくなりそうなので、また出直して2日目からのハートヤイ生活についても書いていこうと思います。
ほなまた🇹🇭

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