一人として殺されることのない未来のために
おかあさん こどもだったわたしに なぜ あんなこと言ったの
わたしは なんども ころされたけれど いつか ころされないこころも 身につけたとおもってた
けれど あなたが わたしに 似合うと言った色 あなたが好きだった味 そんな甘い記憶とともに いまも 苦いものはのこっている。
わたしが ははおやになったら あんなことはしないとおもった。 若い母親は きっとみんな そう思うだろう。わたしは けして くり返さないと。
けれどわたしは 気づいてなかった それが暴力だと。 一