罪悪感が私を不幸にする

私はずっと人間味のある親が欲しかった、自分の意志が伝わる、拒絶されない、受け入れないとしても伝わっていないふりをされたくなかった、
本当はどこかでは子供の意見を跳ね返すところに気づいているはずなのに、
あの人の頭の中はどうなっているんだろう、
つたえたいこと、わかってほしいこと、信じてほしいこと、たくさんあったけど、
別にそんな大したことじゃない、ささいなこと、重く受け止めてほしいとかじゃない、
ただ伝わってないような感じでスルーされ、子供の意見が間違っている、子供だから、頭がおかしいから、そんな母親の感情をいつも受け取っていた、
よくわからない莫大なもやもやが自分を混乱させ、そんな塊にも気づかないように、自分のこのもやもやはおかしくないものだと自分に言い聞かせて生きてきた、ずっと、
自分の親が本当の意味で自分を大切にしてくれないと気づくまでは
今は頭では理解してる、本当は大切にされていなかったことを
でも本当の意味で受け入れているかと言われたら、現実感がない、多分受け入れてない、このほんの僅かな希望が今も私を現実から遠ざけている

そんな母親に対応しながら噛み合わない人間にすがりつきながら、愛されているとかなんて考える余地もなくただ自然に、母親という存在は当たり前のように自分を大切にしてくれているとしか思えなかった、でもそんな混乱は自分の人格を混乱させた
物心付いたときから自分の言ってることや思っていること、考え、そして人格はしょうもなくておかしいこと、自分は間違っているんだ、そう信じて生きてきた、
でも本当の気持ちが何重もの思い壁の下敷きになって踏み潰されて、それでもそのほんの少しの自分という存在がいつも私を振り回し、怒り、おかしい自分に対してどう処理することもできない、そんな絶望感、それを感じないためにもっと抑えて生きてきた

こんな事を言っても母親は何一つ理解できないんだろう、理解しようとしないんだろう
だってあの人はその対処法しかできなかったから、その時々で必死の策で自分たちに対応してきた
それしかあの人の頭の中にはなかった

そうやって自分の不安や劣等感を子供のせいにして自分を守るしかなかったから、

それがあの人のおかしいところだけど、
子どもなんて母親をそんなふうに思うことなんて許されなかった

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