こうりん(降臨)29

あるスーパーのバイトのメモ 4

10月に入ると、9月まで熱中症に注意って言ってたのが嘘みたいに、朝晩冷えてきた。
昼前でも、日陰だと少し肌寒く感じる。

店内は、さすがに冷房じゃ無くなったけど、まだ暖房を入れるほどじゃない。
けど、寒がりのあたしは、もうヒートテックを着てる。
なんなら、モコモコ毛糸のセーターも着たいくらい。

尼さんは、というと、いつもの定番のワンピースで来てる。
さすがに、長袖にはなってるけど、生地は変わらず薄いまま。
相変わらずブラは着けて無いし、ヒートテックなんかも着てない。
まぁ、あのおっぱいが入るヒートテックはないけど。

おっぱいが大き過ぎて、超ミニ丈になってるワンピースの足元は、生脚で、ソックスさえ履いていない。
見ているあたしが、ぶるってきちゃう。
いつまであの格好で来るんだろう。

店の周りの掃き掃除をしてると、買い物を終えた尼さんが出てきたので
「ありがとうございました。」
と声をかけると、ニコッと微笑んでくれた。
めっちゃ可愛くてチャーミングだった。
木枯らしのイタズラで、尼さんのワンピースの裾がめくれ上がった。
今日もやっぱり、純白の綿パンツで、おへそが見えたから、インナーは何も着ていない事が判明した。
木枯らしで何度もワンピースの裾がめくれ上がっても、そのまま歩いて行く。
恥ずかしくないのかなぁ。
それとも気づいていないのかなぁ。

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