会いたかった、会えなくなった

一年以上子供ができなかった。
やっとお腹にきてくれた、愛おしい愛おしい、その小さな影が大きくなるのを、毎回不安になりながら、検診のたびに楽しみにしていた。楽しみにしていたんだけど、心臓が動いてないって。''稽留流産''  
周りの知り合いは、妊娠して、子供を産んで、
望んでない子だって妊娠して、子供を産んで、
望んでる私はできなくて、出来たと思えば流産。

こんなことってあるんだなあと、ある意味うまくできている。望んでいる人には全然優しくない神様。

稽留流産と伝えられてから涙が止まらなかった、診察室からも出られず、違う部屋で落ち着くまで、おちつかなかったけど、泣いた。えづくほど泣いた。旦那と来ていたから、旦那を呼んで、流産の説明を受けた。それでも涙が止まらなかった。

流産の手術をするなら、保険が効かないらしい、
その日にした血液検査も、保険対象外。とことん冷たい。おめでたい人にしか援助しないよ〜って?思うしかなかった。
病院を出た瞬間、外は暖かくてよく晴れていた。

その日から、眠れない日が続いていた。
こんな時でもお腹は減るしご飯は食べれる。そんな自分が嫌だった。
何も考えないように、テレビをつけて部屋を明るくしてずっとずっとゲームをしていた。ゲームをしている時だけ、何も考えていなかった。何もしない時間が怖かった。一人の時間が辛かった。辛い。つらい。

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