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「いちねんのうた・四月」Tokkoさん詩

Tokkoさんがオリジナルカレンダーのイラストに添えられた12の詩に、私が一年がかりで曲付けしていくコラボ、その第四作です。

四月は、ちょっぴりしんみりモード。
私は子供のころから、年度の変わり目になると環境の変化についていけず、このモードになります。最近は年度が変わっても環境は全く変わらないのですが、身体の方が勝手に反応しちゃうのでしょうね。

それでも、しんみりモードをいくらかでも吹き飛ばせたらと思って、曲の途中から陽気なエルフたちのバックコーラスを入れました。

歌っているのはこのエルフたちです。^^


四月の詩については、Tokkoさんがこちらに書かれています。


4月のタイトルは「どこへゆくのか、たえこ

Tokkoさんの記事からの引用です。

気の向くままに、ふわふわ。
風の吹くままに、ふわふわ。
どこへ行くのか、着地するのか、そのまま飛んでいっちゃうのか。
何にも分からなくても、きっとみんな守られているから、大丈夫ですよね。

そんなTokkoさんのやさしい気持ちを、私なりに素直にメロディに乗せてみました。
見出し画像に付けた楽譜をご覧ください。
第4小節から第7小節まで、つまり曲の半分はソとラだけで作ってます。
これは、おソラを行くたえこ頑張れ!という気持ちの表れなのかも。^^

歌を聴いていただいたTokkoさんから、こんなメッセ―ジを頂いています。

おおー-!!4月は一転、優しい歌ですね!
このくまさん「たえこ」は、実際のわたしの友達「たえこ」ちゃんがモデルなのですが、たえこちゃん、ちょうど今、旅立ちの時を迎えているので、この歌がぴったりだなぁと思いました。

Tokkoさん、ありがとうございました。

それでは、どうぞ皆さんも、元気にご唱和ください。^^


と、ここまで書いたところで、たいへんな事実が判明しました。
私はTokkoさんの詩を横書きで読んでいたのですが、実は、この詩は縦書きだったのです。
なので私は間違った歌を作ってしまった!

上の動画では分かりにくいので、縦書きで読んだ詩を漢字を入れて書き直してみます。

そか威張るね
さとこ鬼門
おつ施餓鬼せがきはウニ豆腐な!

難解な詩です。
そこで、私なりに解釈してみました。

は、下に引用した辞書の説明の、①の意味として解釈しました。
すると最初の行は、

「誰? 威張ってるのは」

といった意味になります。
そして二行目を見ますと、その威張っているのはさとこさんいう女性のようです。
鬼門は、行くのがいやな所。
苦手な人についてもいわれます。
そうするとこの行の解釈は、

「アタシは威張ってるさとこが苦手なんだ」

といったところでしょう。

そして三行目です。
ここではさとこさんが、施餓鬼供養のお斎(法要後の会食)にウニ豆腐を出すと一方的に宣言したようです。
おつは、Tokkoさんが「おどな」と書かれたものを、私が読み替えたものです。「おどな」は「おつな」が訛ったもの、たぶんワンダーランド訛りではないかと思われましたので。

法要のお斎にウニ豆腐を出すというのは聞いたことがありませんが、何といっても乙な施餓鬼ですし、威張っているさとこさん(たぶん本家筋の奥方)が言うのですから、間違いなくウニ豆腐が出されたものと思われます。


実に難解な詩で、一見すると意味不明の語呂合わせのようにも見えたのですが、そうではなかったのです。
こちらが本来の4月の詩だったのです。

うーん、痛恨の極み!

歌を作り直さないといけませんが、それは来年の四月一日エイプリルフール にやりますので、この場はとりあえず、間違った歌詞のままでご勘弁ください。m(_ _)m

き‐もん【鬼門】
① 艮(うしとら)、すなわち北東の方角。また、その方角にあたる所。
② 行くのがいやな所。一般的に、その人にとって、いやな、にが手な人・場所・事柄についてもいう。

た‐そ【誰そ】

① 不明の人について、直接問いかけたり、まわりの人に尋ねたりする時のことば。だれだ。だれです
② 目上の者が目下の者に呼びかける時のことば。

(精選版 日本国語大辞典より)

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