見出し画像

だいじょうぶ だいじょうぶ♪

「だいじょうぶ だいじょうぶ」は、ミケパンチ(mikepunch)さんと音楽帳工房のコラボレーションによる歌の曲です。
詞は、mikepunchさんの鉛筆画集「猫たちからあなたへ」所収の詩を元にしています。

この鉛筆画集については、ミケパンチさんが紹介記事を書かれています。

この画集をアマゾンで購入しまして、ページをめくりましたら、2つ目の鉛筆画のところで手が止まりました。
それは、上の見出し画像に使わせて頂いた絵「だいじょうぶ だいじょうぶ」でした。
そこに、詩が添えられていました。

これは・・・是非歌にしたい!

そう思って、まだ歌を付けていない曲を探したら、おあつらえ向きの曲がありました。

ずばり「ミケパンチさんの名による前奏曲」!

これは自作のオルガン曲でして、mikepunchさんのハンネの並びを、音名に変換してメロディーとして使った曲でした。

音名変換の方法は、モーリス・ラヴェルが「ハイドンの名によるメヌエット」を制作したときの方法にほぼ準じていますが、若干の違いがあります。
ラヴェルの方法は、ウィキペディアにわかりやすい説明がありましたので、そのリンクを紹介しておきます。

ラヴェルが使った文字列は、H・A・Y・D・Nでした。
この並びでできる音列はBADDG。
これをハ長調の階名で読むとシラレレソになります。
ラヴェルは、それを動機(Motiv)として種々手を加えて曲中に埋め込んだわけです。動機というのは音楽用語では楽曲を構成するための最も基本的な要素です。

一方、私の方はラヴェルとは違う独自のアルファベット-音名変換表を使いました。
M・I・K・E・P・U・N・C・Hという並びは、まずEACEAFFCBという音列に変換されたのですが、困ったことがありました。
それは、この並びですと最初のEACEA(ミラドミラ)が短3和音のアルペジオになって暗い曲が出来てしまうのです。
私としては、ミケパンチさんのお人柄が表せるような曲を作りたかったので、このまま使うのは難しいと考えました。
そこで、最初の音をEからGに、こそっと変えました。

反則ですが、レフェリーがいるわけじゃないし、まあいいか・・・。

ということで、明るい色調のオルガン曲に仕立てています。

また音列が長いので、音列は動機ではなく主題(Thema)という位置付けで使っています。

さて、こちらで紹介する「だいじょうぶ だいじょうぶ」は、原曲のオルガン曲のメロディーにミケパンチさんの詩を割り付けて、伴奏ピアノを付けたものです。

原曲はミケパンチさんのハンネを材料に作った曲でしたので、その曲に今度はミケパンチさんの詩が付いた歌になって、二重の意味で良きコラボレーションになったと思います。

なお、noteの見出し画像ならびに動画の背景素材として、ミケパンチさんの鉛筆画集「猫たちからあなたへ」所収の鉛筆画「だいじょうぶ だいじょうぶ」を使わせて頂きました。
ミケパンチさんには、この場を借りて御礼申し上げます。

だいじょうぶ だいじょうぶ
歌詞・原画:ミケパンチ(mikepunch)
音楽・動画:古い音楽帳(音楽帳工房)
歌:SOLARIA


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?