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いろはに金平糖のバッハソース仕立て、アヴェマリア風ヴァイオリンを添えて

わらべうた「いろはにこんぺいとう」のクラシックアレンジです。
金平糖を使った料理ではありません。^^

今回は、バッハの鍵盤作品「平均律クラヴィア曲集第一巻」から第一曲の前奏曲に乗っけて、「いろはにこんぺいとう」をアレンジしました。

乗っけてと言いましたが、この前奏曲はほとんど分散和音だけでできていて、メロディらしいメロディーがないんです。ですので、適当にメロを付けると別の曲ができます。例えば、フランスの作曲家グノー(Gounod)がこの前奏曲に勝手にメロディを付けて、名曲アヴェマリアに仕立て直したことはよく知られています。

私のアレンジは少し違います。勝手なメロディを付けるところは同じですが、さらに「いろはにこんぺいとう」の歌メロも重ねているので。

ただ、おおもとはバッハが作ったもので、グノーのアヴェマリアと共通する和声進行になっていますから、アヴェマリアを思わせるような敬虔な雰囲気のわらべ唄ができました。^^

グノーのアヴェマリアは、以前DTMを作ってふみさんに歌っていただいたものがあります。


今回、わらべ歌をアレンジするに際しまして、その時作ったピアノパートのデータを流用しています。そして主旋律のわらべ歌とは別に、副旋律を半即興的に付けまして、ヴァイオリンのパートとして仕上げました。
使いましたヴァイオリンは、ストラディバリウスです。
これは昨年、バーゲンの持ってけ泥棒セールで買ったまま、仕舞込んでいたもので、まだ十分使いこなせるまでにはなっていませんが、とても素敵な音色です。
さすがに名器と呼ばれるだけのことがあります。(もちろんDTMですが)

曲の主旋律は「いろはにこんぺいとう」の歌メロですが、バッハのハーモニーの関係で、少し変えたところもあります。その歌詞には、いろんなバージョンがあります。共通しているのは「光るはオヤジのはげあたま」で歌い終わるところ。このアレンジで使ったのは、世界の民謡・童謡というサイトで紹介されている歌詞です。
歌声は、AIの歌声データベースSakiを使いました。こちらも入手して間がないもので、まだ十分な調教ができてませんが、さすがにAIだけあって、とても人間味のある歌い方です。

ということで、「いろはに金平糖のバッハソース仕立て、アヴェマリア風ヴァイオリンを添えて」です。^^
よろしければ、ご笑味ください。

わらべ歌「いろはにこんぺいとう」
歌:Saki
アレンジ:古い音楽帳(音楽帳工房)


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