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一瞬のために永遠はある(Qioさん詩)をRoRoさんの弾き語りと弦楽合奏で

一瞬のために永遠はある」は、Qioさんの詩に私が曲付けしたものです。
そのボカロデモ版は、既にYouTubeに公開しています。
また、RoRoさんの歌とピアノの演奏で、弾き語り風にアレンジ/ミックスしたものは、こちらのnoteにあります。

RoRoさんから頂いた歌の録音は、マイクの位置がやや遠い感じでした。
上のミックスでは、小さな演奏会場での弾き語り風の響きを演出するために、ボーカルの残響音をかなり抑えめにしたのですが、それでも音源との距離感を縮めるのが難しく、ボーカルよりピアノの方が近くにあるような、ちぐはぐな定位感になってしまったのが反省点でした。

その点は今後の検討課題と思いますが、今回視点を変えて別のアレンジをすることで、歌とピアノ演奏の録音データを活かすことを考えました。

つまり、ボーカルの音像が遠いなら、大きなコンサートホールを想定したミックスにすればいいわけです。
そうするとピアノの弾き語りでは寂しいですから、管弦楽団に入ってもらうことにしました。
もちろん、本物ではありませんけど。
使用したものは、弦楽器のソルディーノ奏法(ミュート奏法)の音色で構成されたDTM用の弦楽アンサンブル音源です。
ソルディーノ奏法による弦楽合奏は、くすんだ響きが特徴です。
そのため、高音域の弦が重なってもRoRoさんの歌声を邪魔しないのです。

曲そのものも、少しアレンジを変えています。
新たに、弦楽アンサンブルが効果的に生かされるようなオブリガート(歌の合間に入れる助奏)を入れました。

RoRoさんが大編成オーケストラをバックに、ピアノを前にして歌っている。

そういう演出です。

このオケは、弦楽五部の他、金管と打楽器が全休で、木管はフルートだけという簡素なものですが、ヘッドフォンないしイヤースピーカー等で聴かれますと、音の広がり感と弦の重低音がうまく再現できると思います。

よろしければ、どうぞお聴きください。


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