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2022-23シーズン　シーズン後インタビュー⑧　AJ Griffin

おこめ

AJ Griffinとは

　AJ GriffinはAtlanta HawksのSG/SF。今期16位で指名された。高校時代は世代TOP3にも数えられたような名選手だったが、けがのため出遅れる。敬虔なクリスチャンであり、弱冠19歳とは思えないほどの達観ぶりを見せることもある。父は来期からバックスのHCを勤めることになった元選手でもあるAdrian Griffin。今期は既に2度のブザービーターを決め、そのうち1本はオーバータイム、父が当時在籍していたラプターズ相手に、父の目の前でブザービーターを決めて見せた。今期序盤から中盤にかけては、ローテーションメ
ンバーとしても活躍し、ライジングスターズにも出場。期待の新人である。

ディアンドレ・ハンター先輩直伝のボール両肩背負いを見せるAJグリフィン選手

インタビュー訳

今期あなたが学んだことはなんでしたか
『この1年だけでもたくさんのことを学んだ。コートの内外問わずに、沢山のことを経験させてもらった。俺がNBA選手になるっていう夢をようやく実感を持って体感できた。そんな年だった。父の前でブザービーターを決めたりね。俺のルーキーイヤーは、間違いなく特別以上のものだったと思ってる』

　残り数秒の場面で最後のシュートを見事に沈めるAJ・グリフィン選手

次の目標について
『この夏、体を磨いて戻ってくるだろうね。俺はまだまだ成長できるし、バスケットボールに必要なことは何でもやってみるさ。より強く、より上手になって次の年戻ってこれるのを俺は楽しみにしてるよ』

ホームで試合することについて
『最初のホームゲームはアウェーから帰ってきたあとだった。俺が今まで見てきたどのバスケットボールよりも多分、最高だったね。ファンの顔が見えるくらいだし、アリーナ全体の空気感も、NBAのファイナルを除いてあんな騒がしい状態になるのを見たことなかった。プレーオフでもね。本当に楽しかった。タイリースとベンチにいるときにも、プレーオフっていう世界を共有してた。俺がここに来た1日目から本当にたくさんのことを学ばせてもらってる。俺がコートにいなくても、チームの一部だということも、一丸となって相手に立ち向かうってこともね。多くの選手は試合に出るチャンスを得られない。それでもプレーインや、プレーオフでの経験は全てが重要なものだと思ってるし、そうした経験を来期にも活かせるようになりたい』

試合終了後、先輩たちに思う存分水をかけられ笑うAJグリフィン選手

チームメイトからはどんなことを学びますか？
『色々あるかな。デジャンテ、ジョン、トレイ、ディアンドレ、チームのみんなが俺に色々教えてくれてるし、彼らは本当に素晴らしいよ。彼らがどういう考えにも基づいてプレーしているかというところからもいろいろ学んでいる。それは彼らがコート上でするプレーだったり、俺に投げかけてくれるいろんな言葉からね。それは励ましだったり、アドバイスだったり。俺が本当にダメダメだった試合でも、彼らはいつも通り俺に対して励ましてくれたし、支えてくれた。一回Chick-fil-Aのソースをもらい忘れてきたことがあって笑　だから次は忘れなかったよ笑』


一度もらい損ねてきたソースを受け取り、チーム全員分のChick-Fil-Aを専用機内に配達するAJグリフィン選手


　大量のポリネシアンソースをデジャンテのインスタから送られた『ソース忘れるなよ！』の包み紙と共に送るユーモアのセンスも抜群だ。

ローテーション入りするにあたっての気概
『俺自身を競争者だと思ってプレーしてる。勿論、いつだってコートにいたいとは思ってる。コートにいない時間も俺が選手としてどこにいたらいいか、それを確認する良い時間になった。それからコートにとどまるために必要なことが何かを認識する時間にもね。この夏で自分自身に磨きをかけて、次のシーズンはもっとやってやるさ』

にこやかにコートを駆けるAJグリフィン選手

ドラフトされてから今日にいたるまで、目まぐるしい日々を送っていたと思いますが、どのようにリラックスしていましたか
『すごくいい質問だね。俺がずっとしたかったことが今こうしてできているわけだけど、やっぱりリラックスや一呼吸できないときは大変だと思ってしまうね。だから何もしない時間を定期的に設けるようにしている。本当は2日くらい何もせずにごろごろしてるくらいがいいんだけど笑　今は自分のすべきことをやりたいと思ってるし、もっともっといい選手になりたいと思ってる。そうしてメリハリをつけることによって、素晴らしい未来に突き進んでいけると思ってるよ』

大学時代はケガもありましたが、このオフシーズンで健康とどう向き合っていくつもりですか
『さっきも言ったけど、この夏に最高の自分を作るために、自分の体を落ち着かせたり、シーズンに十分耐えられるくらいにトレーニングを重ねたりしている。トレーニングに対して体がどう反応するかをこのシーズン中よく観察していた。昨年含めた2年間が今期怪我無くシーズンを乗り切らせてくれた礎になったと思ってる。ケガを恐れることはないし、まずは自分のゲームを固めていくことだから。今すっごく楽しいよ』

デューク大の先輩、ジェイレン・ジョンソン選手とメダルを受賞し、微笑むAJグリフィン選手

おまけ

アブダビでのレースカーに乗る可愛いAJの動画

ブルズ戦、残り0.05秒で見事な大逆転劇を生み出したAJ

そして最後に、来年もよろしく。AJセンパイ。

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