見出し画像

Wish List No.7:焚火を長時間ゆっくりやりたい

自分のやりたいことを100個以上書き出してみるWish List.そこで書き出したものについて、どうしてやりたいと思ったのか深掘ってみます。そうすることで自分が見えてくるかも。

キャンプブームにプチ便乗

あれはいつの頃からだろう。自分の記憶ではコロナウィルスが流行りだしてから、キャンプがブームになった。いわゆる三密というのを避けたレジャーとしてだ。そこまで本格的でなくとも、グランピングなんて言葉も聞くようになった。

我が家も御多分に漏れず、行ってみたいねとなり、キャンプほど本格的でもなければ、グランピングほど豪華でもないけどコテージに泊まりに行くことになった。

そこで、薪が売っていたので、軽い気持ちでお試ししてみたのが、焚火だった。

自然に帰る感覚

自然だけど、ちゃんと手入れされていて、人が住みやすくなっている森の中。日が暮れてきて、あたりが暗くなってから、焚き火用の台(ファイヤーディスク)に薪(まき)を並べる。

今どきは、地面に直に薪を置いたりしないのだそうだ。片付けも楽だろうし、熱がこもらないんだったか、灰が自然の中に残らないだったか、ちょっと失念気味だが、自然にとっても、こういう台を置いたほうが良いらしい。

着火剤に火をつけて、薪を燃やす。当たり前だけどすぐに燃えない。素人なりに置き方を工夫したりして、なんとか燃やして、火を眺める。

文字にしたら、それだけなのだけど、なんだろう。すごく幸せな気分になれた。自分なりに考えた良さはこんな点だ。

工夫が楽しい難易度

なんだかんだ言って、木に火をつけて燃やす。それだけだ。そんなに複雑な工程ではない。でも、適当に気を並べるだけではだめで、置き方を工夫したり、タイミングを見計らって、薪をくべていったりする。

その工夫は、素人が急にはできない、というレベルでもなく、なんとなく試行錯誤していけるし、初回でもなんとかうまくいくくらいだ。

便利な道具があるわけでもなく、自分で考え、工夫し、何とかうまくいく。こういう体験を最近していなかった、その自分の工夫が実る感じが、ちょっとした達成感でうれしい。

自然本来の時間感覚

火をつけたら、すぐに燃え盛るわけじゃない。着火剤から始め、熱される時間があり、その後、木から可燃のガスがでて燃える。そこまでには、それなりの時間がかかる。一方焚火が終わった後は、炭になるけど、その炭も高温で、それなりの時間がたたないと、冷めない。

なんて当たり前なのだけど、これが本来の自然の時間感覚なのだ。いつも人工的なものに囲まれて、忙しく仕事をしていると、火をつけるまでの工程や、片付けまでの時間なんて、いかに短くするかだろなんて考えてしまうし、そんなソリューション外から買ってこればいいじゃんなんて、時間をお金で買う感覚が生まれる。

でも、そうじゃなかったはずなのである。僕らは自然の中の時間感覚で生きてたはずなのである。そのゆっくりとした時間の流れが、とても心地よく思えた。

感覚を閉じる

自然の中、あたりは真っ暗である。街灯もなかったと思う。そこに火だけがついていて、それを眺める。聞こえてくるパチパチという音と、刻々と変わる火の姿だけを眺める。最低限の感覚で、ゆっくりと時が流れていくのを眺める。それはせかせかとスマホをフリックしたり、黙々とパソコンをブライドタッチしちゃうような情報過多の時代に、とても心が落ち着く時間だった。


僕らも自然の一部

ということで、焚火をすること自体はもう達成しているWish(願い)なのだけど、これを一回で終わることなく、定期的にやりたいなと思う次第です。僕らはゆうても自然の一部。高度化した現代の方が普通じゃないんだという感覚を忘れないようにしたいです。

もしよろしければ、サポートお願いします。泣いて喜びます笑