4月の半ばに愛媛での1年間の現場研修を終え、埼玉に帰ってきた。久しぶりに乗る電車、降りる駅、会う人、懐かしさを感じると思ったが、旅行から帰ってきたかのとうに自然に溶け込むことができた。

働いているとどうしても住んでいる場所は仕事の疲れを癒すためだけの拠点になってしまうし、通勤に使う道は、まだ出勤もしてもいないのに既に働いているような気分にさせられる。愛媛にいた時は愛媛県は働く場所だったし、知り合いは仕事関係の人しかいないから、何をするにも何処に行くにも仕事が離れる事なく後ろをつきまとってきて最悪だった。

自分にとって地元は仕事とは一切関係ない“楽しい場所”だ。地元に帰ってきた時は仕事の話なんて一切せず、というかもう「俺社会人だっけ?」てなるくない学生の頃のように友達と先のことなんて忘れて今を楽しみたいし、地元はいつまでもそういう場所であって欲しい。もう今後地元で暮らすことはないと思うが、思い出の地で仕事を連想したくないからむしろそれでいいと思っている。

GWもあっという間に終わってしまい、夢は覚め、自分が社会人である事を思い出し、とぼとぼと会社へ向かう日々が戻ってきた。これがあと数十年も続くと思うと笑えてくる。何百何千何万とあの朝を越えていかなければいけないのか...。

上手くやるよ、上手くやれよ。


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