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「1分の動画で、社会に対する関心という愛を広げたい!」ソーシャルグッドトムさんインタビュー

こんにちは!社会派クリエイター・インフルエンサー事務所「RICE」です。

今回は、TikTokで社会問題解決につながる商品やサービスなど、「社会が良くなるかもしれないアイデア」を発信するソーシャルグッドトムさんこと、RICE代表の廣瀬智之さんにTikTokを始めた経緯や発信活動への想いを伺いました。

社会に無関心な人を巻き込む、社会的な発信を

Q.TikTokを始めたきっかけは何でしたか?

TikTokでの発信を始めた一番大きなきっかけは、社会派クリエイター・インフルエンサー事務所「RICE」を立ち上げたことです。

この事業の目的は「日本の日常に社会的な発信を根付かせること」。登録した社会派インフルエンサーの方に社会に良い商品・サービスを広めるお仕事の提供や、社会派クリエイターの育成事業を行う予定です。事業の詳細はこちらからご覧ください。

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事業の立ち上げを決めた当時、自分自身はクリエイターとして発信活動したことはありませんでした。しかし、クリエイターの気持ちを理解しなければ、彼らに寄り添うこともできない。それならば、まずは自分が実際にクリエイターとして発信活動をしてみなくてはいけないのでは?と考えました。

今後社会派クリエイターを輩出する事業をしていく上で、自分も一発信者として、より多くの人に社会問題について知ったり、関心を持ったりするキッカケを届けていきたいと思っています。その中でも、「社会に関心をもてていない人たち」に届く発信をしたいという思いが特に強いですね。

発信の目的は「考えるきっかけを提供すること」

Q.「社会に関心をもてていない人たち」に対して、具体的にどんなことを伝えたいという想いで発信しているのですか?

「考えるきっかけを提供したい」という想いで発信活動をしています。

けどこれって、結構難しく感じることがあるんです。例えば、僕の投稿に対して間違った知識を持ったコメントをもらったとき。もしそこで僕が「それは間違ってる!」なんてコメントを返したら、どうしても説教ぽく聞こえちゃうと思うんですよね。

そうなると、TikTokのメインユーザーである10~20代の若者は離れていってしまう。それで興味を持ってくれる人の幅が狭まったら本当にもったいないと思うんです。

だからこそ、まずは間違っててもいいから「考えるきっかけを作る」ことに徹すると決めています。

もちろん、社会問題に対して正しい知識を持つことはとても重要です。けど、「考えるきっかけ」「社会に関心をもつ」ことへの一歩になると信じています。そして僕はその機会を提供したい。だから僕の発信の中では「間違っていることを否定しない」ということを大切にしています。

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僕の投稿を通して、社会的な情報にアクセスする機会がない人に、社会的な情報を面白く伝える。それに関心を持つことからスタートして、それから自分で情報を集めたり、もっと深い知識が身についたり、行動に移してもらえたらいいなと思っています。

実際に、僕の投稿へ「こんなことあるなんて知りませんでした!」や、レジ袋について取り上げたときには「マイバック買ってきました!」なんていうコメントも頂きました。

そんな時、自分が本当にやりたかった「社会的なことを考えるきっかけがなかった人に、考えるきっかけを提供すること」ができていると実感して、とてもやりがいを感じます。

発信活動を通じて気づいた、「社会派クリエイターを孤立させてはいけない」ということ

Q.一か月クリエイターとして活動してみて、一番大きな気づきは何でしたか?

たくさんの気づきがありましたが、一番は僕が立ち上げた社会派クリエイター・インフルエンサー事務所の必要性を実感したことかもしれません。

6月20日に投稿を開始して以来、毎日欠かさず一分の動画を投稿してきました。もともと動画作成は好きだったし、扱うトピックも自分が「いいな!」と思うニュースばかり選んでいたので、とても楽しかったです。

一方で、台本作りから編集まで2時間はかかってしまうし、毎日のネタ探しも一苦労。休日に動画の撮りだめをすることも日常になってきました。そんな中、なかなかフォロワーが増えなかったり、いいねが伸びなくなると、どうしても「発信してても意味あるのかな」なんて、モチベーションが落ちてしまいます。

発信活動って持久走だと思うんです。どれだけ好きでやってても、いつか絶対息が切れてくる。だからそこで「あなたが存在してるだけですばらしい!」って励ましあえたり、客観的なアドバイスももらえる、クリエイター同士が頼り合えるコミュニティが必要だと思いました。

これから、社会派クリエイター・インフルエンサー事務所「RICE」はそんな場所にして行きたいですね。

社会に関心を持つことができる、愛が溢れる社会へ

Q.そんなソーシャルグッドトムさんのつくりたい社会はどんな社会ですか?

「関心という愛が溢れる社会」です。

結局、社会に関心が持てない人って、社会に自分が必要とされていない、つまり社会からの愛を感じられていなんじゃないかと思うんです。関心を持つということは愛を持つということ。「愛の対義語は無関心」なんていいますが、本当にそうだと思っています。

現状、今の日本には社会に関心が持てていない人がたくさんいます。けどそれって彼ら自身の責任なんじゃなくて、社会に愛が足りていないことが原因だと思うんです。

無関心に溢れた社会じゃなくて、自分に、周りの人に、そして社会に対する愛に溢れた社会を作りたい。そういう思いでソーシャルグッドトムとしての発信も、一年半前に立ち上げたTomoshiBito株式会社の事業にも取り組んでいます。

ソーシャルグッドトムさん、ありがとうございました!

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