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「社会問題解決をもっと気軽に」ボーダレスジャパンTwitterの”中の人”松本佳奈さんインタビュー

こんにちは!社会派クリエイター・インフルエンサー事務所「RICE」です。

今回は、「ソーシャルビジネス」しかやらない会社、ボーダレスジャパンの公式Twitterを運用する松本佳奈さんにお話をお伺いしました。日々ソーシャルビジネスに関する情報を発信をする中での気づきや苦労、松本さんのソーシャルビジネスへの熱い思いに注目です!

「フォロワーさんとの絆」をつくる

Q.ボーダレスジャパン公式Twitterの「中の人」になるまでの経緯を教えてください!

今年の5月半ばころ、社内のSNSグループでTwitterの新たな運用アイデアをシェアしてみたことがきっかけです。なんとその日のうちに社長から「よろしく!」と任命されて、そのまま「中の人」になりました笑

そのときシェアした新しい運用アイデアは、当時のボーダレス公式Twitterへの「フォロワーさんとのコミュニケーションが少ない」という課題感から生まれました。

当時は正式に中の人が決まっていなくて、イベントなどの告知を中心につぶやいていました。その運用方法に対して会社について知ってもらうことはできるけど、こちらからの一方的なコミュニケーションになってしまっているな、と思っていたんです。

ボーダレスを応援してくれる人が増え、会社の規模も大きくなってきた今だからこそ、フォロワーさんと積極的にコミュニケーションをとって「本質的な絆つくり」をすることが必要なのかもしれない、と考えました。

そこで、フォロワーさんが思わず話しかけたくなってしまうような、ほっこりした口調や顔文字を使うようにしたり、これまで通りの告知情報に加えてソーシャルグッドなモノ・コト・サービスを積極的に発信することを提案したんです。

私が中の人になって最初につぶやいたツイートがこちらです。絵文字や口調など、なじみやすくほっこりした雰囲気のものを考えました。

「社会問題の解決に取り組むってそんなに難しいことじゃない」

Q.ボーダレスジャパン公式Twitterの大きな目的は何なのでしょうか?

「ソーシャルビジネスに興味を持ってくれる人を増やす」ということです。

このようなTwitter運用の目的は、途中で「あれ、なんのためにやっているんだっけ?」とならないためにとても重要なので、中の人になったその日のうちに考えました。

この目的を設定した背景には、私が以前からもっている「社会問題解決に取り組むことへの敷居を下げたい」という想いがあります。

例えば、社会問題解決に取り組んでいる学生さんのなかには「卒業したら企業に就職することが正解」、「社会問題解決から遠のいてしまうけどしょうがない」という考え方がまだまだ根強くあると考えています。

NPOやNGOへ就職するという選択肢があっても、即戦力が求められることが多かったり、広く開いた門とはいえない。となると、「社会問題に取り組む」ということへの敷居がとても高く感じられてしまいます。

私も就活生時代このような悩みを抱えていました。

社会問題解決に仕事として関わっていきたいけど、選択肢が少ない。そんな中で社会問題解決を仕事にする人って「お金はいらないから、社会に貢献したい!」という風に考えている人ばかりなんだろうな、なんて考えていました。今思えばとても極端な考え方ですが、実際そんな風に考えている人って結構多いのではないかと思っています。

私は、そんな就活生時代にボーダレスジャパンを通じてソーシャルビジネスに出会い、「これなら社会問題解決を仕事にできる!」と思い、入社しました。

ビジネスとしてお金を稼ぎ、自分の生活を大切にしながら社会貢献ができる。そんな選択肢を一人でも多くの人に知ってもらい、かつての私と同じ悩みをもつ人たちに「社会問題の解決に取り組むってそんなに難しいことじゃないんだ」と感じてもらいたいです。

もちろん、個人的な想いだけでなく、ボーダレスジャパンにとっても、このような価値観が世の中に広がることは重要だと思っています。ソーシャルビジネスというものを一人でも多くの人に知ってもらい、共感してもらえれば、応援してくれる人が増えていくということですからね。

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「社会問題解決の輪」が広がる瞬間に感じるやりがい

Q.Twitterを運用する中で、印象にのこったフォロワーさんからの反応はありますか?

先ほどお話したように、Twitter運用の目的は、ソーシャルビジネスに興味を持ってくれる人を増やすこと。なので、ソーシャルビジネスやボーダレスジャパンのことをTwitterをみて初めて知った、と言っていただいたときはとてもうれしいです。

他にも、つぶやいたソーシャルビジネスのアイデアに対して、社会問題解決に取り組んでおられる方から「自分の活動にも使えそうだと思いました!」と感謝のDMを頂いたことがあります。このような反応を頂くことが案外多くて、いつも「こんなところでも力になれたんだ」、「発信していてよかったな」と嬉しくなります。

発信するからこそのインプット

Q.ほぼ毎日Twitterを更新されているかと思うのですが、そのうえで難しいことや苦労していることはなんですか?

一番難しいのは「伝え方」ですね。「このアイデアはウケそう!」と思って投稿しても、反応が悪いときは何度もありましたし、そのたびにツイート文の書き方など「伝え方」の大切さを痛感しています。

目を引く言葉は最初に、共感を呼ぶような問いかけをする、などいろいろなことに気を付けていますが、そのなかでも大切にしていることは「誰にでも理解できる文章にすること」です。

無意識に人に伝わりづらい言葉を使ってしまうこともあるので、とても気を使っていますね。最近は「小学生新聞」を読んで、だれにでも理解できる言葉のヒントを集めています。

逆に、毎日のネタ探しにはあまり苦労していません。「ソーシャルビジネスについて発信する」と決めると、日常の中で自然とアンテナを張るようになったからだと思っています。

アンテナを張るようになったのは中の人として活動するようになってからのことで、以前はこんなに多岐にわたるソーシャルビジネスに関する情報を集めていませんでした。「発信する」という目的があってこそ、自分のもとに多くの情報が入ってくるんだな、と強く感じています。

集めた情報の中から、私が「これめっちゃいいじゃん!」と思うことばかりを発信しているので、毎日楽しく取り組んでいます。

「社会的な発信をすること」のハードルを下げたい

Q.松本さんご自身がTwitterを運用する中で達成したいことは何ですか?

大きく二つあります。

一つ目は、「社会問題ってこんなに気軽に話せるトピックなんだよ」と伝えていくことです。

社会問題というと難しくてなんだか話しずらい、と想像される方も多いかもしれませんが、私の発信を通じて「こんなに気軽に話せるんだ」、「こんなに面白い解決方法があるんだ」なんて思ってもらえたら嬉しいなと思います。

二つ目は、社会問題解決に取り組んでいる人を少しでも手助けしていくことです。

ボーダレスのTwitterでその方の取り組みに対してつぶやくことで、一人でも多くの方に知って頂き、活動のエンパワーメントができたらいいなと考えています。

この二つに通じるのが、「気軽に社会を良くしていくものってたくさんある」という私の考え方だと思っています。これからも、そんな誰もが「気軽に社会を良くしていける」ソーシャルグッドなアイデアを発信していきたいですね!


松本佳奈さん、ありがとうございました!


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