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エクアドル★ステイケーションしてきた

先週末、夫が会員の米系ホテルが無料宿泊をオファーしてきた。家から車で20分くらいのラス・ペーニャス(Las Penas)という場所にあるホテル。「そんな近場に宿泊しにいって楽しいか( ?´_ゝ`)」と思ったけれど、夫が珍しく「ステイケーション」とオサレな単語を使い、おまけに「犬も宿泊可」だというので一泊することにした。

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(↑ホテル周辺。あいにくの曇り空)   ホテルに到着すると、最初はあまり乗り気じゃなかった私も、久しぶりのホテルの洗練された雰囲気に心が躍る。キタ━(゚∀゚)━!案外、お客さんが多い。愛犬は部屋に入るなり、大きな窓から、外を流れる「グアヤス川」と下の遊歩道を眺めてキョロキョロしていた。かわいいのう。

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私も久しぶりに見るジャグジーにテンションが上がる。すこし、ホテルでゆっくりした後、周りを散策した。ホテルの周りにはお洒落なレストランとかあって、アメリカ人とみられる人たちの姿も見えた。遠くに観覧車も見えるし、なんとなく雰囲気が沖縄の「アメリカンビレッジ」に似ている。宿泊先の近くには観光名所のマレコン2000も、サンタ・アナの丘に続く444段の石畳の階段もある。とりあえず、ラス・ペーニャスを散策して石畳と異国情緒あふれる建物と雰囲気を楽しむ。

芸術家の卵のアトリエが多いエリアなのか、狭い路地沿いの建物の中に描きかけの絵があるのを何度か見かけた。アートを売っている店もあった。COVIDの影響で閉まっている店も多い。普段は活気があるんだろうね!

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石畳の歩道を抜けて、角を曲がると「444段の階段」があった。ここはグアヤキルの観光名所をネット検索すると必ず出てくる場所。私は全然スピリチュアルではないけれど、「444」という数字には少し縁を感じている。日中や、夜中目が覚めた時、時間をチェックすると4:44だったり、夢中になって読んでいた本のページが気が付くとP444だったり、大事な電話を受けた時間が4:44だったりする。もしかしたら、444階段を昇りつめたときに、なにか重大なことが待ち受けているかもしれない。以前こっそり立ち読みしたエンジェルナンバーの本によれば、「444」は「大天使が見守っていて、全て上手く」という意味らしい。心強い。しかも、天使じゃなくて「大天使」ですって。ヽ(●´3`)ノ゛ルンルン♪

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階段の端には番号が振られていて、両脇にはバーや軽食屋さんや雑貨店が連なっていた。時々店の中から、サルサの曲が流れてくるのがいかにも南米ぽい。夫と階段を登りはじめる。まだ夕方の早い時間だったけど、バーから店員が出てきて「一杯飲んで休憩しませんか?」などと声をかけてくる。笑顔でやり過ごして、カラフルな街並みを観ながら黙々と階段をのぼり、てっぺんを目指す。頂上の展望台からは素晴らしい景色が拝めるらしい。o(゚ー゚*o)(o*゚ー゚)oワクワク 階段の脇道や、店の2階には生活の気配が感じられる。

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登り始めて20分くらいで頂上に近づいてきた。「おお~、ようやく444階段を達成する。達成した後には何がまっているのか・・。」とわくわくしていたけれど・・・

ここで私らしい結末が。なんと、384段目以降はゲートが閉まっていて立ち入りできなかったよ~。 バカ~!!! ( ̄□ ̄」)」☆o(><;)○

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ゲートの向こうには鉄砲をもって立っている警備の人が(軍人かなぁ?)。「どうして閉まっているんだ!?」と私がスペイン語で聞けるはずもなく、もと来た階段を「大天使のおかげで全て上手くいくんじゃなかったんか・・( ̄▼ ̄|||)」と思いながら、夫とトボトボと下りはじめる。せっかく登ったのに、階段を達成するためには、また戻ってこないといけない。10月頃からエクアドルの夏は始まるらしい。酷暑の中、登る自信はないので、来年、涼しくなったころにまた戻ってくるか。(;^ω^)

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階段の途中にあるバーで、外を見ながら休憩した。若い中学生くらいの男の子が、頭に野菜の入った箱を載せて「トマテ、トマテ、トマテ~~!」と言いながら階段を降りていく(スペイン語でトマトのこと)。私が小さいころに街で見かけた、野菜の入った箱や手洗を頭に載せて物売りをしていたオジーオバーの記憶が突然蘇る。そして「あの頃には想像できないような、遠くまで来てしまった。そして、年を取ったな・・。」と少し寂しく感じる。

ちなみに愛犬は初日の散策には同行せず、ホテルの部屋で昼寝していた。でも、翌日は私たちが部屋を出ると同時に「今日は僕も連れて行け!」と言わんばかりに吠え始めたので、結局、朝の散歩に連れて行くことに。楽しそうにラス・ペーニャスの石畳を歩き、マレコン2000まで、「抱っこ」のおねだりもせず、嬉しそうに歩き続けた。ちいさいチワワなのにえらいぞ。←親ばか( ̄∇ ̄)♪ 

せっかくバケーションにきたんだから、外に出たかったよね。

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(↑マレコン側から見たサンタ・アナ辺りのの景色)

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