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どうして個人作家の私達は値段を安くつけてしまうのか?

個人作家さん達と話すとみんな悩みはほぼ同じ。

「値段安くつけてしまって辛い!」

ハンドメイドイベントに出ると作家さん達でほぼ100%この話題で盛り上がる。
いや、客観的に見ても安すぎるよ!みんな!


先日のフェスで一緒だった作家さん例では
・籐を干すところから作り、編みあげている籐バッグが5000円しない!
・機織り機で織った布で仕立てたポーチが2000円!

や、安い…!
本人たち曰く、全然儲けになっていないどころか作ればマイナスになっているかも?
しかも彼女たちはある程度の知識も経験もあるのに。
どうして私達は自分の作ったものを安くつけてしまうのだろう?



1, 自信がない

まずは自信!
自分の作ったものをお客様がお金を出して買ってくれる自信がない。
そして値段なりの価値があるのか、自分のプロダクトを客観的に見ることが出来ない。
自分で作っていると、足りない自分の技術やマイナス面が見えてくる。

自分の作ったモノを人に見てもらおう。
自分で自信を盛り上げていくのは難しいから、客観的に周囲に評価してもらって自信につなげよう。
でも周囲の評価が微妙な場合は再考が必要かも…



2, レビューが自分の評価になる不安

これは私の経験なのですが、企業で仕事をしていた時は営業さんや販売員さんの役割分担で物作りが成り立っていました。
でも自分1人で作ることから販売することまで完結する個人作家になると、「これで大丈夫かな?」と不安感がつきまとうのですね。

自分が作ったものを販売して、販売のやりとりも自分だと、責任転嫁はできなくてレビューや評価もまるっと自分の評価。
「自分」の評価を低くつけられるのはとても怖い。

数をこなして慣れるしかない!
微妙な対応や価格でなければ、酷い評価はそんなにつかないはず。
誠実に対応していれば大丈夫。
数を重ねると、たまに低い評価がつけられても合わなかったのね、ぐらいに慣れる。


3, 価格設定に慣れていない

自分で値段つけることに大半の人は慣れていないです。
給料でも「いくら欲しい?」と言われるとモゴモゴしちゃう人が大半だろうし、物作りで自分の時給を決めるのは難しい。

これは自分もまだまだなので何とも言えないのですが、ちゃんと生計立てれている作家さんほど自分の時給を意識している人が多いです。
物作りが趣味でないのであれば自分の金額は意識しないとね。


4, 安いと許してもらえそう

自信のなさ、評価、自分の労働賃など、安い価格にするとお客様から許してもらえそうな気がする。
安いとちょっとぐらい〇〇でも大丈夫かな?なんて思ったりしません?

これは声を大にして言いたい!
許してもらえないんですよ〜!!
安くすると安いモノが欲しいお客さんが集うので、お客さんの種類が変わるだけです。
安くして購入してくれるお客さんは、自分のファンでなく「安価のファン」です。
彼らは「良いものをいかに安く買えるか」を基準にしているので、安価にするとお客様要求がなぜか上がる。


5, 量産製品と比べて価格決めしてしまう

SPA商品やネットで検索した低価格商品を見ると、値段を高くつけることに引け目を感じてしまう。

そもそも量産と個人作家では物作りの背景が違いすぎる。
どうしても比べてしまうけれど、違いが分かるようにブランディング頑張らないとね。
詳しくは下の投稿を参照を。




と、値段を安くつけてしまいがちな原因を綴ってみました。
私自身、過去の個人作家活動は値段を安くしていたばかりに厳しい収入になってしまってました。
ちゃんと価格のことを考えないと、活動を続けられないと今に至ります。

安くつけてしまっている原因を一つづつ見つめて、作家活動を共に長く続けていきましょー!



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「毎日使う、きちんとした、いつものもの」 をテーマにラフだけどきちんとした装いにも合うバッグ、ヘアゴム、体がきちんとするインソール作っています 。 web : https://www.ricca-tokyo.com/

コメント2件

ハンドメイド作家さんのイベントに行くたびに、同じこと考えてました!

量産品と価格では勝負できないし、かといって適正な価格をつけはじめたらお客さんとの距離は広がってしまうし、複雑ですよね。。
ひらのさんも同じこと考えてらっしゃるんですね!
「適正な価格」も難しいですよね…
ハンドメイドってもともとはプレミア用語だったはずなのに、いつの間にか高い値段つけるのに罪悪感感じる用語になっちゃいましたね…
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