記憶の重なり、collage
私はマリア・カラス
この映画をご覧になった方はどれくらいいらっしゃるのだろうか。
コロナ禍の暮らしの中で迎えた父との別れ。その後の来し方を振り返ってみると、さぁ!と自分で自分に喝を入れようとしてもどこかぼんやりと、茫然としたままの状態が変わらず、砂時計からさらさらと砂が落ちるように時が過ぎていったような感覚があります。
マリア・カラスという人の人生を過去の写真や映像、本人が書いた手紙の朗読で綴った映画は、おこもり生活の中で思いつくまま見返した映画のひとつ。観ながらコラー