【不穏シュール謎解きゲーム】Rusty Lakeシリーズ
皆様、シュールで不穏で不思議な世界観はお好きでしょうか？こんにちはRURです。
今日は私の愛してやまないRusty Lakeのお話をしようと思います。
公式サイト(英語)
https://www.rustylake.com/
Rusty Lakeはオランダに拠点を置いているチームが作成している、いわゆるポイントクリック型の謎解きアドベンチャーゲームのシリーズです。
現在はざっと15作品ほど配信されていて、
・Cube Escapeシリーズ
(無料 ※Paradoxのみ一部有料)
・Rusty Lakeシリーズ(有料)
・↑のどちらも冠していない作品群(有料)
に分かれています。
ホラーと、グロと、少々の残酷描写と、ちょっと生理的に駄目な人もいるかもしれない描写(主に虫)が差し込まれていたりするので万人が万人楽しめますよ！と言える訳ではないのですが、考察しがいのある作品が好きな方とか、雰囲気のある謎解きゲームが好きな方とか、薄暗くて不穏で不思議な世界に惹かれる方にはめちゃめちゃに刺さる作品たちだと思います。
Rusty Lake(錆びた湖)の周辺を舞台に、人の理を超えた者や数奇な運命に翻弄されたり、逆に翻弄したり(？)する話です。
作品同士は緩やかな繋がりを持ちながらも比較的独立していたり、はたまた同じ登場人物が主人公になっていたり、過去が描かれたり未来が描かれたりしますが、意外と何処からやっても楽しめる気がする。ちなみに舞台は1760年代から1980年代に渡っていて意外と幅広かったりします。作品同士がどう繋がってるのかとか考えるのすごく楽しい。
始めた時は、まあよくある脱出ゲームみたいな感じだな、と思うんですが。私も思ったんですが。世界観が唯一無二すぎるんですよね。
脱出ゲーム系のギミックって割と自然の摂理からは外れない事が多いというか、このアイテムはこういう動きするだろうなというのが大方予想出来たりすると思うんですが、Rusty Lakeの前ではそんな事は不可能なんですよ。
え、そこから手生えるの？
え、なんでそんなところにエビ？
え、人体の中に不思議世界…？？
いやそうはならんやろ…！？
みたいになる。
でもそれが癖になるんですよね。ハマる人にはとことんハマると思います。
説明が多い訳では無いし人物のセリフも必要最低限、謎解き自体も難易度が優しいかと問われると簡単に頷けはしないんですが、公式のYoutubeチャンネルで攻略方法が見れるので大丈夫です。むしろ全部自力で解ける方すごいと思います。
もしこれを読んで、気になる！やってみたい！と思って下さった方の為に私のおすすめを数本ピックアップしておきます⬇
◎とりあえず謎解きの雰囲気を味わってみたい方向け 『Samsara Room』(無料)
こちらはシリーズの前身的な作品で、直接的に本編に繋がらないようなでも繋がってはいるような、うん、繋がってはいるな、くらいの位置付けなのでこれ一本で割と完結しています。
ホラーみとグロさとエグさは他作品に比べてかなり低めというかほとんど無し。珍しく陰の雰囲気があまり無いです。むしろ私は切なさとかノスタルジアを感じたりして不思議な気持ちになりました。BGMも好きです。
不思議な世界でその不思議さがちょっと怖くてそわっとしたんだけど今でもすごく印象に残ってる、でももうタイトルすら分からない、子供の頃に見た絵本…みたいな印象なんですよね。伝わるかな…伝わらないな…伝われ……。
◎薄暗さと不穏さをボリュームとともに味わい方向け『CubeEscape:Paradox』(後半は有料)
こちらは全体的に不穏さがつきまといますが一つの作品としての完成度が大変高いと思いです。1部と2部があり1部は無料でプレイできます。全編通すと結構なボリュームなのでやりごたえは抜群。面白いギミックも多々あります。大好きだよParadox。
とある事件を追っているDale Vandermeerという刑事さんが主人公。がっつり本筋の話ではあるのですが、前後を知らなくても楽しめます。何を隠そう、私がシリーズの内かなり初期にプレイしたのがこのParadoxです。普通に楽しめたし爆速で課金して2部までプレイしました。
エグめの描写はほとんど無い…かな。微量の残酷描写はあるかな…ホラーみはあります。
こちらは実写のショートフィルムも作品の一部として制作されていてYoutubeチャンネルで公開されています。
何も知らずにプレイしたい！という方以外はこちらで先に雰囲気を感じてみるのも良いかもしれません↓
◎シリーズ初心者向け、色んな要素が程よく味わえる 『Cube Escape:Seasons』(無料)
こちらはシリーズ初期の作品で、物語の重要人物であるLaura Vanderboomがメインです。彼女の記憶を辿りながら謎を解いていく感じです。
今現在まで続いているシリーズのテイストが程よく詰まっているかなと思います。グロさはほとんど無いですが、ホラー要素は強め、残酷描写有です。
Seasons含めCube Escape シリーズが詰め合わせになっている『Cube Escape Collection』も配信されています。
こちらは有料となりますが、色々試してみたい！という方はまとめてダウンロードができるのでおすすめです。
◎ダークさとシュールさと愛憎に塗れたい方向け 『Rusty Lake:Roots』(有料)
とある一族の数奇な運命を断片的に辿っていく作品です。他に比べてホラーみこそ弱いものの、残酷さはPaladoxよりも強いです。シュールさも強い。奇妙という言葉が大変似合う。
本筋の時間軸よりも過去にあたりスピンオフ的な位置付けなのですが、これをプレイしているかどうかで本筋の解像度が結構変わってくるような気がします。
他作品(Cube Escapeシリーズ)が脱出ゲームに形の近い作品とすれば、こちらはパズルゲームだったり謎解きADVにより近い作品かもしれません。
実は、私はこのRootsに脳を焼かれておりまして、シリーズ最推しと言っても過言ではないです。この作品に出てくるAlbert Vanderboomくんが私のシリーズきっての推しです。まあなかなかのやべぇヤツなんですが、不思議と多くのプレイヤーに愛されている気がします。
◎番外編
『The Past Within』(有料)
現在配信されている中での最新作です。シリーズ初の2人協力プレイ作品で先日Switch版もリリースされました。謎解きが他作品に比べて優しかった印象なので、あまり自信の無い方でもプレイしやすいかと思います。
何を隠そう推しのAlbertくん…さん…が登場するのでプッシュしておきます。
基本的にそわそわする不穏さとか怖さが詰まっている世界観なのですが、絵柄があまりリアル寄りでは無いので3Dのホラゲーなんかが苦手な方でも意外と楽しめるんじゃないかと思います。
何処からやってもしっかり楽しめますので、目に留まったところからプレイして頂くのもよいかと思います！是非不思議な世界へ足を踏み入れてみて下さいませ！
RUR
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