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従兄弟

東京に来て、はや一週間。夫に車で迎えに行くから松本帰ろうと言われたのを拒否したら一緒に東京にいた長男が松本に呼ばれて、わたしは予想だにしていなかった一人暮らし。

心配されているのは分かってる。だけど、したい事がある。このまま帰ったら一生後悔するって思った。誰に何言われてもいいけど、迷惑は掛けたくない、だけど思った通りに動きたい、今しかない。

今、従兄弟のお兄ちゃんに会った帰り道の電車内。父方の従兄弟で、何十年ぶりかに会ったら、亡くなった父や伯父にそっくりになっていた。声が大きいのも、誰にでもオープンで、せっかちなのも同じ。
子供の頃は、わたしは従兄弟のお兄ちゃんの弟と仲が良くて、お兄ちゃんは凄く大人に見えて声を掛けられない感じ。
弟のやっちゃんは若くして亡くなってしまったから、生きてたら今頃はこうでああで〜なんて飲みながら話した。

お兄ちゃんは面白くて、ここには書けないような経験を沢山している人。「なんでも書いていいよ〜」って言われたけど、今日はやめておこう。

お酒を飲まない人なので、とにかく食べる食べる。
「うなぎなんて何十年振りかなあ!」とか大声で言いながら食べる。うなぎの前にサンドイッチ食べて、うなぎの後にナポリタン食べて、日が暮れたら、お刺身だの、イワシだの、笑いっぱなし。

とてつもない経験をしてる人なんだけど、響いたのは「どこにいたって人生楽しまないと勿体ないじゃん」って。
パイン缶のシロップにパンを入れて発酵させるとお酒になるとか、下戸なのに言ってることが滅茶苦茶で面白かった。ありがとう。


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