これも一つの現代アートなのでは?
『また来ましたね。。
スペインのバレンシアで、アマチュアの方によって女性像が修復されたようです。
事情に明るくありませんので、勝手なことはいえませんが、割と頻発しているように思うのは私だけでしょうか。
前に絵画で同じようなことが起きたときは、プロの修復師に頼むだけのお金がなかったということを聞いた気がします。見事な作品ですから、アマチュアで何人か腕を競わせてから決めてもよかったように思いますが。。
ただ、不可逆的な修復だそうですから、ここは思い切って新しい作品として考えてみるのも面白いのではないかと思います。
宗教上の意味を持つモチーフに現代的な要素が乗せられる。。その意味をおのおの解釈していくと、いわゆる現代アートとしての価値がでてくるのではないでしょうか。
現代アートというジャンルはそのくらい訳が分からない。。言い換えれば許容する幅が大きい概念であろうと私は認識しています。
「作者は何の意味を込めて顔だけを別の作風に作り替えたのだろうか。。」
「人の象徴たる顔だけをシンプルなつくりにしているということは、世界における宗教の位置づけが変わってきたという暗示なのか。」
「よく見るとトランプ大統領の顔に似ているけど、そこにはどんな意味があるのだろう」
「また自分だったらどんな顔に作り替える?」
などなど、不思議と色々浮かんできたりします。
ちなみに、私としては著名な現代作家が匿名で修復をして、しばらくしてからネタ晴らしをするという企画をやったらどうだろうと考えてしまった。
アート界には一石を投じることができるだろうし、、アートに興味のない人たちにもきっと楽しんでもらえるのではないかと。
実際やったら総スカンで商業的に大変になるから難しいのだろうな。。バンクシーくらい大物になればできるような気もするし、彼の名も轟きそうなので、期待して待ってみることにします。
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