【ふらぐ通信】2022年5月号
こんにちは。
みなさんGW楽しく過ごせましたか?
僕は例のごとく暦フルシカトの健やか出勤生活でした。
5月のFlagment、いかがでしたか?
驚かれた方も多かったのではないでしょうか。
indischordのおじまさん、そして秀吉BANDのヨギさんにお話をお聞きすることができました!
脈絡は違えども、二人とも僕にとっては音楽歴の初期段階から刺激を受け続けている先輩。
オファーするにも大きな迷いと精神力を伴いましたが、その甲斐があったなんてもんじゃなく、倍にして返して頂けたとさえ思っています。
それぞれ振り返っていきましょう。
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4月に開催されたおと酔いウォーク。その翌日におじまさんは取材に応じてくれました。
indischordのメンバーが今結局のところ誰がどこに住んでいるのか永井は全然把握しておらず、ただ聞けるなら聞きたいくらいの感じでオファーしてしまいましたが、おじまさんはご快諾。いくつか候補日をくれたうちのひとつがこの日でした(Flagment史上最短で日取りが決まりました)。
おと酔いの打ち上げでめっちゃエンジョイしたとのことで、顔真っ白で現れたおじまさん。さらに平年を超えるうららかな陽気だったこの日、その装いは全身真っ黒。顔色とのコントラストがすごい。「暑くないすか?」って聞いたら「クソ暑い」って言ってました。
それでも、やるからには、と場所探しに奔走してくださったおじまさん。なんとなしなまま当日を迎えてしまった僕のせいでもあるんですが、結果顔真っ白服真っ黒の状態で30分以上福島市街を練り歩くことに。昨日の今日で随分酷なことさせました。すいません。
で、結果見つかったのが、お写真の背景となった場所でもあり、記事中でも少しご紹介した「Vase〜Stay&Lounge〜」。
アウトラインのすぐ近くにあったのに、僕も今回初めて知ったこのカフェ。Twitterでも少し紹介しましたが、コワーキングスペース、シアタールーム、さらにはシェアハウスを兼ねる非常にユニークなカフェ。でもそんなことも気にせず店内飲食したりテイクアウトしたりももちろんできますので、皆さんもアウトラインでライブの際は是非立ち寄られてはいかがでしょうか。
経営者の友希さん(お互いふんわりとした自己紹介に留まっておりますが、確か友希さんで合ってるはず……間違ってたらゴメンナサイ)は僕よりお若いのに人生経験も考え方も立派ですごいなと思います。押し付けがましくもzanpanのCDとFlagmentのフライヤーカードお渡ししてしまいました。
Flagment企画当初から僕の周りでも「おじまさんの話とか興味あるわ」と引き合いに出されていた方は多く、自分の弱冠半年のインタビュアー歴でどこまでお話を引き出せるか、話を委ねてもらえるか不安でしたが、おかげさまで(自ら「3軒目の居酒屋で話すような話」っていうくらいには)とても濃密で赤裸々なお話をたくさん頂きました。
zanpanは結成当時福島市で活動することの方が多かったので、時期的に重なる部分や共通の知り合い、思い出の場所など多く共感でき、僕個人としてもとても楽しかったです。
個人的には「医師」と「音楽家」の違いにハッとさせられました。現にやってる、営んでいるとはいえ(たとえ同じ境遇の人なら誰でも体感できることだとしても)、そこにしかと着眼して自覚できるかどうかって、結構その人次第だと思うんです。そこまで自己分析というか俯瞰というかした状態で自分のやるべきことを見定めるって誰にでもできることではないと思います。たとえ周囲の影響で志した道であろうとなんであろうと、その道に立ったなら磨き上げたい、という姿勢にシンプルに尊敬でした。
でも僕の大事なFlagmentに「デカマラーズ」などというワードを書かせたので減点でむしろマイナスです。めっちゃ悩んだけど貴重な話だし載せないわけいかないじゃないですか……。
indischordはzanpanと近いようにも遠いようにも思える不思議なバンドです。
成一郎くんとは僕はじゅんじゅわほどには打ち解けられてはいませんが、舞台に立つ人間としての姿勢をこっそり尊敬しています。周平さんは超かっこよい(かつ記事にあるようにかわいくもある)ベーシストとして、さかもとくんは緻密なプレイヤーとしても同じ物書きとしても、やっぱりリスペクトして止みません。
今回の記事がおじまさんと、ひいてはindischordと、様々な人と人とを繋げ、輝きを灯してくれるものとなっていったなら幸いです。
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最後に会ったのがいつかも朧げなほど久々なヨギさん。
確かツーマンライブ「Oldskool」以来かと思うんですが、「読んでたよ」とご快諾くださって本当嬉しかったです。
実際、秀吉さんにもお話を伺いたいとも思っていて、オファー時には非常に悩んだのですが、記事イントロにも書いたように僕自身の音楽人生にもかなり寄与してくださっている存在なので、今回についてはまずヨギさんにお声がけをした、という経緯でした。
「ご都合の良いところ」ということであの場所での取材になりましたが、ヨークベニマルを写真の背景に選んだのは適当じゃなく、一応ご本人にまつわるちゃんとした脈絡があるんですよ。
郡山に200組近い高校生バンドがいたってのがインパクト的には一番大きかったですね……(それが一番でどうすんだって感じかもですが)。自分もその時代に活動……していたかったような、じゃなくてよかったような。頭に思い描くことすら困難な数字です。そんな時代があったんですね。
「何者かになれるのか、なるのか、ならないのか」というのが節々にキーワードの如く聞かれていたので伺ってみましたが、おっしゃる通りこれは男の子の、というか大なり小なり夢を持つ人の「宿命」というか、あえて言えば「呪い」のような気がします。
その気持ちは原動力にもなり、また枷にもなる。それが人生を左右することもあれば、そんなものがなくたって、と笑えることもある。今までずっと背中を見せ続けてくれていた人も、そういう心の振れ幅を経験してきたんだなと、ハッとしたというか……うーん。うまく言えないですね。
Flagmentの取材を受けてくださる方はご自身をとても赤裸々に語っていただけることが多く、僕も栄誉なことでありがたいなと思っているのですが、ヨギさんに関してもそれを強く感じました。
秀吉BANDに忍び寄っていた不穏な感情、入れ替わるメンバー/サポートメンバーに対する気持ち、心のベクトル……。
記事にあるものないもの含め、「ながいせんせにだから話すけど」と明かしてくださったお話もあり、シンプルに嬉しかったですし、であればこそ、今後のヨギさんや秀吉BANDの活動もとても楽しみに思える取材体験でした。
まだまだ背中追わせてくださいね。
ヨギさんのYouTube、見させて頂いてますが、とても雰囲気があって、コメント欄も暖かくて、良いチャンネルです(死ぬほど月並みな感想で我ながらがっくりしている)。素敵なご家族というのがビンビン伝わってくる感じ。
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さて、かねてからお知らせさせて頂いていた通り、来月のFlagmentはちょっと早めの夏休みを頂きます!
無事企画始動から半年を過ぎ、本当に毎月緊張してますがやっと自分なりのやり方やイズムが掴めてきたところです。
いつも本当にありがとうございます! これからもよろしくお願いいたします。
で、6月中はちょっとリニューアル工事……というほど大仰なもんでもないんですが、公開済みの記事のブラッシュアップ作業を行いたいと思っています。
これまでの取材の中で得た知見や気づき、チェック時に頂いた語り手の方からのご意見、公開後に寄せられた感想など、自分なりに咀嚼したものを各記事に反映していきたいと思っております。
読み手の方々からすれば微々たる違いだとは思いますが、少なくとも読みやすくするための編集ですので、まだ読めてない記事があるという方はご期待ください!
また、今後もFlagmentはできうる限り続けていきたいと考えていますが、個人的な感覚としては、手の届く範囲で様々な可能性を模索していきたいと思っています。
その一環として、数ヶ月前から匂わすだけ匂わして全然進捗報告のできていない例の「枝葉」もあるわけですが……。
そのほかにも「こんな企画はどう?」とか「こんなアプローチも面白いのでは?」など、もしご意見やご提案があれば是非頂きたいのです。
もちろん全てを反映することは現実的に難しいかもしれませんが、積極的に参考にさせていただきたいと考えておりますので、何かありましたら是非!いつも文末に記載しているメッセージフォームからお寄せください!!
(そうでなくても、シンプルなご意見ご感想もありがたく読ませて頂きます!)
それでは、少し間が空きますが、また皆さんに「街のミュージックシーンを彩る人々」の格好良さをお伝えできたらと思います。
(この「ふらぐ通信」は、6月号も変わらず更新予定です。)
今後ともよろしくお願いいたします。
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◆Flagment - インタビューマガジン
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なお、本記事にお入れ頂いたサポートについては、Flagment運営費用として活用させて頂きます。
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