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【ふらぐ通信】2022年4月号

 こんにちは。
 そもそもユーザー人口が少ないのもあるかもしれませんが、毎月Flagmentの撮影で現像出してるせいかカメラのキタムラの店員さんに認知され始めてきているのをそこはかとなく感じています。
「今回"も"仕上がり次第着信だけ残させていただきますね」みたいなね。ごめんなさいね。

 さて、先月ほんのりと予告した通り、今月は今までFlagmentでは訪れたことのない土地に取材に伺う月となりました。
 Flagmentとして新しい試みとなったのはもちろん、個人的にもとても刺激になった月(刺激のない取材なんてのはないんですが)だったので、早速振り返っていきましょう。

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 上旬は仙台のバンドaureliaよりVo.はまの。
 二つ返事でOKしてくれましたが、意外にもLINEを交換していない事実に気づき、ちびちびとインスタのDMで連絡を……実はそれは下旬のマンセイさんもそうなんですけどね。己のネットワークの矮小さを思い知ります。

 Flagment初の県外取材。郡山民としては東京どころか仙台に来ただけでおのぼり(実際のところくだってるはずなんですけど)になってしまうもんで、無事はまのと落ちあうも取材場所探しにひと苦労。すまん。
 駅前を練り歩き、サイゼリヤに入るも「なんか違えな」。結局おしゃべりしてご飯食べるめちゃくちゃ普通のメンズランチになってしまいました。ただでさえサシで会わない組み合わせなのに、その風景がシュールすぎてもうなんか逆に楽しかったわ。

 結局サンマルクカフェに腰を落ち着けて取材にかかりましたが、オフレコ部分も含めてなんやかんやで3、4時間は喋っただろうか……とにかく本編をお読み頂いても分かるようにかなり濃ゆい取材になりました。
 この記事で一番好感度爆上がりしたの実はたくみくんなんじゃないですか。実際聞いてた時も「おお〜」と感動しちゃいました。たくみくんもかっこいいし、そこにある信頼関係も尊いものだなと思いました。

 そう、オフレコと書きましたが、あれからさらに話は続いていきました(が、本編はあそこまでで打ち止めてあります)。話すにつれ段々本当にただバンドマン同士の普通にあけすけなトークになっていったので、あんなにしっかり本音で話してくれるとは思わず嬉しかったんですが、Flagmentの趣旨からは逸れる部分だったため(ボリューム的な事情も鑑みて)カットしました。本編からその片鱗だけでも感じ取って頂ければ幸いです。
 Twitterでどのメンバーよりも盛大に広報してくれたしらっちもありがとね(最初名前書き間違えててゴメン)。

 本編でも軽く話しましたが、僕が一番最初にはまのと会ったのは何かのライブの打ち上げ(aurelia別にライブ出てはない)で、今よりも心の壁がより一層分厚かった当時の僕は「なんか知らん奴来てめっちゃ幅利かしてらあ……」と勝手に引いていた記憶があります。
 そんな最悪な第一印象だった彼と、お互い各々の色々を乗り越えて、今やこうして同世代の仲間として刺激し合えたり、あまつさえ(当時はお互い想像だにしていなかったであろう)今回のような機会が得られたのは、とても嬉しいことだなと思います。僕や、おそらく他の同世代メンバーなんかも知らなかったかもしれない彼の内なる熱や思いを、この記事が引き立てられる一助になれば嬉しいなと思います。

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 続いてはいわきにて、アベマンセイさん!
 実は5年半前に弾き語りイベント「サブキャラ大集合」でお会いしたその一回きりで、それ以来ぶりにお会いするというかなりのレアケース。
 会ってる気がしてたんだけどなあ……というくだりはまさに本編にあった通りです。

 この記事は今までにはなかった特別編成に仕上がりました。といってもそんな大仰な改変ではないですが、冒頭に「はじめに」と銘打って、マンセイさんが自身のルーツに絡めてご紹介くださった薄磯海岸のお話を掲載しています。語り以外の文章を掲載するのは初めてです。
 日が高くなってきていたので「写真撮るならもうちょっと頃合い狙いたいよねえ」ということで、その時間を使って紹介して下さっただけといえばだけなのですが、結果として今回の記事に欠かすことのできないセクションとなり、書かずにはおれませんでした(フィルムじゃない写真載せたの初めてかも)。

 実は薄磯海岸は『レモンサワー』のMVで使った場所でもあるので、個人的にはそれ以来になるんですが、まさかそんなエピソードがあったとは露知らず。
 あとくるりもMVで使ったことがあるんですって。マンセイさんが教えてくれました。じゅんじゅわよかったね。

 今までもさまざまなライフヒストリーの中にその名をちらつかせてきた「東日本大震災」。そりゃまあ、福島の音楽人にとってみればどうしたって結びつかざるを得ない話だとは思うのですが、マンセイさんはさらにまた意味合いが異なるというか、結び目が固いというか。ライフヒストリーは比べるもんではないですけどね。
 おそらくお話頂くのに勇気とか、覚悟とか、配慮とか、精神力とか色々と要するようなお話も頂いて、本当にこの企画を信頼してくださっているんだなと感じました。前回も書きましたが、こういうお話やその思いを受け止められるだけの器量を持っていたいな、持って望みたいものだなと毎回猛省しています。

 写真撮影もマンセイさん自ら候補地をいくつもあげてくださり……三崎公園の展望台やあの突き出てる怖いとこなど、デートスポットですらあるようなところに躊躇なく漢二人で行ってくださってありがとうございました……!
 僕には躊躇があった、と言ってるわけじゃないですよ。僕あの怖いとこめっちゃ好きなんです。無駄にジャンプとかして揺らしたいタイプ。

 最後に驚いたのが、今までのどの方よりも綿密に公開前プレビューを読み込んでくださったこと。ご自身の話し口を気にされていた部分も多少あるかとは思いますが、ベースにあるのはマンセイさんの「せっかくならばより良いものを作ろう」というクリエイターマインドと、5年前から変わらぬ優しさだったのだと思っています。ちょっとした誤字や表記ゆれ、ニュアンスの部分ももれなくディレクションしていただき、下手したら僕よりも読み込んでいるんじゃないかと思うくらい(それではダメなんですけども)赤ペン入れて頂きました。物書きとしての詰めの甘さを身に染みて感じ、気を引き締め直した次第です……!!

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 さて次回!
 今に始まった事ではないですが、さらにこうなんというか、永井と縁の深い、長いお付き合いのお二人に取材させていただいています。
 いつものことながら楽しみに、お待ちくだされば幸いです。

 あと数ヶ月前から匂わせている派生プロジェクトも、目立った進展はないですがちゃんと動いてますよ。お知らせできる時期が来たら必ずお伝えします!

 加えて、そのほかにも「こんなことやってみてほしい」「こんな話聞いてみたい」などありましたら、下記フォームより(言うてTwitterのDMとかでもいいですよ)是非お聞かせください!
 下に書いてるやつ、いっつもコピペで載せてますけど、ただのコピペじゃなくて結構本気でお声欲しいと思ってますし、語り手の人にも還元したいと思ってますので!ちょっとしたのでも大丈夫です。一緒にFlagmentを作っていただけたら幸いです。

 来月もどうぞよろしくお願いいたします。


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