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【ふらぐ通信】2023年7月号

 こんばんは。
 扇風機を見つけては「あ〜」ってやってみるんですけど、想像してたほど「あ゛〜」ってなんなくて、今年の夏はちと切ないです。

 さて、そんな夏もいよいよという7月のFlagmentは、前半にしなもんちゃん、後半にぶんちゃんさんをお迎えしてお送りしました!!
「音楽という旗のもと」とはよく言ったもので、これだけの振り幅でいろんなアングルの方々にお話を伺いに行けるのはやっぱFlagmentの役得だなあとしみじみ嬉しく思っています。

 先月号の文末にも書きましたが、どちらもしっかりがっつりお話ししたことはないながら、今回の取材を機にグッと距離が近づいたような気が僕はしていて、とっても嬉しかったです。
 書かせていただけた記事の面白さが何よりのその証左かなと!
 本誌のほうをまだお読みでない方は、ぜひ読んでからこの記事にまた戻ってきてくださいね。


 しなもんちゃんは、具体的にはわかりませんが結構前からzanpanのライブを見にきてくれていたと思います。
 とはいえしっかりお話するタイミングなんかはなかなかなくて、その機会に恵まれたのはそれこそ「meet」が始動してからなんではないでしょうか。
 aureliaを冷やかしにmeetに顔を出していたら、いつの間にかvol.3まで全通していて、自然としなもんちゃんとも「全通ですねw」と一笑いするように。
 TripDaysのスタッフになったことも大きかったかもですね。

 いつもFlagmentのオファーをするとき、お渡しする資料には「告知を絡められそうでしたら是非」という旨のことを書いているんですが、よくよく振り返ってみるとしっかりその辺りに寄与できたことって今まで(ゼロじゃないにせよ)あまりなかったと思うんですよね。それに、そもそもただ単にそういう添え書きで済ますだけじゃなくて、僕の方から積極的に絡めにいかないといけないもんなのになあという反省もあり。
 で、そのタイミングが今回「meet vol.5」に対して(なんとラジオ収録に至るまで見事に)バチッとハマったのが、今回のインタビューとあいなった経緯のまずひとつです。

 そして、かねがね僕の中で追い求めていた「Flagmentのもう一つのアングル」というのがあります。
 いつかのPEAK ACTIOINでお喋りしていたとき、「今度〇〇さん(しなもんちゃんとは全然別のリスナーさん)にインタビューしたらいいじゃない(笑)」というくだりがありまして。
 そのリスナーさんご自身はご謙遜されてましたが、その実僕なんかより遥かにライブハウス音楽へのアンテナは高いであろう方で……。
 確かに演者やクリエイターなど、ステージないしバックヤードに関係していなければ取り上げてはいけないというわけではないし、そうだとしたらそれも可笑しな話だよなあと膝を打ちました。表現者や技術者だけでなく、そうした複数あるアングルのうちのひとつとして「お客さん側のFlagment」を一度どこかで書いてみたい、と思ったんですね。
 ただ、そもそもがライフヒストリーをあけすけにお話いただき、パーソナリティを詳らかにさせていただくこととなる本マガジン。ステージとの垣根なんて云々〜とは言いつつも、リスナーさんにそのハードルを超えていただくというのはなかなか難儀なことで、実現までの道のりは遠く感じていました。

 が、長らくライブハウスのお客さんとしての時間を積み上げ、そして現在もそれをイベンター・スタッフという立場と併せ持っている彼女であれば、現在の活動についてはもちろん、「お客さん側のFlagment」も実現することができるんじゃないかと思い、お声掛けさせていただいたというわけなんです。
 こう書くとだいぶ僕のエゴ強めな感じがしてしまいますが、遅かれ早かれFlagmentには必要不可欠なチャレンジだったと思うので、ご快諾いただけて嬉しかったです。

 実際、ライブハウスとどのようにして縁ができたのかとか、ライブハウスに愛着を抱いていくまでの経過だったり、ライブの見方や音楽の聴き方といった変化などなど、貴重なお話が聞けたなと思います。
 僕らも普段お客さんと物販で簡単にお話しさせていただく機会はあっても、そのお客さんがどんな道のりを経て今ここにきてくれているのかなどということはなかなか知り得ません。その点、かなり新鮮な取材体験ができてありがたかったです。

 前編更新日の7/1からイベント開催の7/9まで、記事更新やラジオ出演など、まさにmeetウィークとなるような流れを勝手に組ませていただいたんですが、いかがでしたかね……!!
 ラジオのインタビューもこちらから聞けますのでね。過去回も含めいつでも聴きにきてください!

 イベント当日の7/9には、僕もお邪魔させていただきました。
 諸事情でTripDaysの後半からRadicalismの前半までしか観られなかったのですが、音楽を愛する人たちによってとても温かな空間になっていたなと思います。
 今後もさまざまに企んでいると伺っています。イベントひとつ組むのも並大抵のことではありませんが、ご自身のペースでしあわせな空間を提供し続けていただけたら、インタビュアーとしてだけでなく演者としてもそれ以上のことはありません。
 またライブハウスで会えるのを楽しみにしています!!


 後半にお話を伺ったのは、郡山駅前で「はんこ屋ぶんちゃん」を営む、Lost Soul Revoltのドラマー國分雄太さん(以下ぶんちゃんさん)でした。

 実は4月の上旬に一度お店にご挨拶に伺いまして、近々ぜひ取材をお願いしたいと思っているとお伝えしたところ、「いつでもやりましょう」とご快諾。
 本当になるはやで実行に移したかったのですが、予期せぬ大阪遠征やラジオ出演の兼ね合いもあり、ずるずるとお待たせしてしまうことに……。それでも、再度お声掛けした際にはやはり笑顔でOKくださいました。「いつ来るのか、来ないのかと心配してた」とのこと。思わせぶりな奴でゴメンナサイ。

 LSRと対バンさせていただいたことも昔1度か2度ありましたし、今もPEAK ACTIONでも壁やらあちこちにお店のステッカーをお見かけするし、それこそzanpanの物販発注で日々お世話になっているはずのぶんちゃんさんなんですが、ちゃんと一対一でお話しさせていただく(どころかお会いする)のはその4月のお声がけの時が実質初めてで……正直緊張しました。zanpanと名乗ればわかってもらえるだろうとは思いつつ、僕もビビリなところがあり……。
 しかし、それも杞憂に終わりました。終始快活な笑顔で耳を傾けてくださり、実際取材の日も1の質問に25くらい返していただけて、楽しさの絶えないインタビュー体験でした。

 僕らの世代からすると、ACRO、ONE STEP BUS、Pumpkin' Busなどなどといった諸先輩方の全盛時代はまったくわからない領域なので、その時代のお話をお聞きできるのは非常に貴重なことでして。
 そのシーンの真ん中に身を置いていた方のお話を伺えたのも実質初めてだったと思うので、当時の雰囲気やエネルギーが断片的にでも感じられて嬉しかったです。
 なかなか難しいかもしれませんが、この世代の他のバンドマンの先輩方にも、ぜひいつかお話を伺ってみたいですね。

 記事の中でご自身も「音楽の話は世代関係なくできるのがいい」と仰っていましたが、
 僕もお話の端々に「バンドマン、ミュージシャン、舞台に上がり表現する人」、ないし「クリエイター、モノを作り提供する人」たればこそよーくわかる!という部分が多くあり、激しめに頷きながらお聞きしていました。
 その意味で、僕自身にとっても大変いい刺激になった取材でした……精進ですね。

 取材の中身だけでなく、合間合間にお店を訪ねてくるお客さんたちと、ぶんちゃんさんとの軽妙な会話も印象に残っています。
 老舗が立ち並ぶ駅前大通りで、大なり小なりの試練や洗礼も浴びられたであろう中、結果として現在あのようにお客さんの信頼を両手に受けて業務に邁進されている姿を見て、
 人生に屈さず、腐らず、迷っても止まらず、ファイティングポーズを取り続ける生き方の格好良さと大切さを改めて感じた永井でした。

 取材中にも「話しやすくて全部話してしまった」とか、公開後のインスタでも「永井さん最高でした!」とか、とにかくたくさんお褒めに預かってとっても光栄です。最高はこっちのせりふです!!

 きっとこれからもバンドのグッズ制作を中心にたくさんお世話になるかと思いますが、
 ひとまず今回、貴重なお時間とお話をありがとうございました!!!


 さてさて来月の予告です!!

 まずおひとりは、永井的にもここ一年ほどかなりお世話になっている彼!
 ある意味今月からの流れで読むとより面白いものがあるやもしれませぬ……。
 なんだか最近新しいことも始めたみたいなので、そのへんもしっかり聞いてみたいなと思ってます!
 このヒントだけでもわかった方いらっしゃるのでは???

 さらに大ヒントを出すとすれば、彼はラジオのほうには出演歴があるので出ません!!
 出ていただくのはもうお一方のほうです。
 こちらの方にもかねがね、いつか、いつか伺いたいなあ、でもいつがいいかなあと好機を窺っていた方です。なんやかんやで長いお付き合いさせていただいてます。
 結果的に今回がこの方にとっての「好機」だったかどうかはわかりませんが……
 きっと刺激的な味読体験となること請け合いです。お見逃し、お聴き逃しなく!

 ではでは、来月もよろしくお願いします!



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*インタビュー記事にお入れ頂いたサポート(投げ銭機能)は、その全額を該当の語り手の方へお渡しさせて頂く予定です。
なお、本記事にお入れ頂いたサポートについては、Flagment運営費用として活用させて頂きます。

*インタビューを受けてみたいと仰って下さる方のご依頼、この人にぜひインタビューしてほしいという推薦、Flagmentの運営に参加したいという共同作業者の方などなど、もしいらっしゃいましたら下記メッセージフォームよりお問い合わせをお願いいたします(時期や状況によりお応えできない場合がありますことをご容赦ください)。
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