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【ライ部レポ】May’n ASIA TOUR 2024「Prismverse」@仙台Rensa

 こんばんは。
 鯛焼きは頭から食べて、最後にしっぽのカリカリを楽しむタイプです。

 さて、去年はたくさんライブを観に行けたので、今年も軽率にいろんなライブを観に行こう~と思っていたわけなのですが、有言実行! 2月からさっそくひとつ参戦することができました!

『May’n ASIA TOUR 2024「Prismverse」』@仙台Rensa
 
こちらに行ってきました。

 この日、なーんか鯛焼き屋に列をなす光景をよく見るなーと思っていたんですが、もしかして寒さとか鯛焼きそのものとかに理由があったんでなく、部長が来るから、部長が食べてたからってことだったんですかね……??
 恥ずかしながらまったくピンと来ておらず、超今更ながら書いててそう思いました……当然自分は食べてきませんでした。あーあ。

 いつもライブレポを書くときはセットリストをなぞるようにして振り返っているのですが、意外にもセットリストがどこにも出ておらず、記憶を手繰ってそれっぽいリストを作ってはみましたが非常に頼りないので、郷に入っては、ということで今回は全体的な感想にとどめたいと思います。

 どうしよう、どこまで書いていいのかわからないんですが、でもざっくりこういう構成で、こんな感じの曲をこんな感じの流れで聞けました、みたいなことは書きたいと思うので、ここから先は微バレ的な感じで、どうぞよしなに、お願いいたします。
 ファンの皆さんから見てよくない書き方をしている部分があれば、コメントでも何らかのDMでも構いませんので、ご指摘いただけますと幸いです。


 で、まずさっそくひとつなのですが、終演後に𝕏に「初参戦だったけど~」と書いたのですが、
 めちゃくちゃ細かく言うと実は初ではなかったことがつい先ほど明らかになりました。
『仮面ライダー生誕40周年 × スーパー戦隊シリーズ35作品記念 40×35 感謝祭 Anniversary LIVE & SHOW』@東京国際フォーラム
 高校2年生の僕がこれに参戦していたことを思い出したのです。

 出演アーティストの中には「Astronauts(Vocalist:May'n&椎名慶治)」。
 12年前の2012年1月、尺にしてほんの5分ほど、それもユニット歌唱でしたが、一度部長のライブを観ていたのでした。

 ことほど左様に、僕が部長を知ったきっかけは『仮面ライダーフォーゼ』でした。
 もともと好きだった仮面ライダーシリーズですが、『ダブル』~『フォーゼ』あたりは特に劇中歌への取り組みが面白く、『フォーゼ』では部長と椎名さんのほかにも栗林みな実さんや土屋アンナさんらが参加していて、作品に合うとても賑やかでバラエティ豊かなラインナップでした。
(今思うと、このとき自分も高2とは書きましたけど、部長も部長でまだ22歳なんですよね……すごすぎる……!!)

 そこから当時の最新アルバム『HEAT』をヘビロテしつつ、僕は鷲崎健さんも大好きなので『電波』シリーズも見始め、そのほかのラジオ稼働なんかがあったときには「お!」と思って嬉々として聴きにいっていたりしました。
 ファンとしては全然、超ライト層ではありますが、こうして振り返ってみるとずいぶん前からコミットしていたんですねえ。

 その頃の曲もうっかり聞けちゃったりしたら嬉しいなあなんて思いつつ、もちろん今回のタイトルである『Prismverse』をひととおり聞き込み、当日を迎えました。


 僕自身もよくライブハウスで舞台に立つ身なのですが、僕らからするとやっぱりRensaはおっきい。キャパはもちろんステージが高いし広いし、いいなあ、また立ってみたいなあと思う場所です。
 ただ、部長くらいの活動規模の人が立つと、不思議なもので途端に手狭に見えてしまうもの……バンド編成だったのでなおさらな部分もあったと思います。

 ただ、その手狭さをむしろ距離の近さだと喜び、熱気の渡し合いやボルテージの上がり方にいち早くエキサイトを見出しはじめていたのは部長本人でした。
 端から端までまんべんなく、縦横無尽に煽って回り、誰も置いていくまいという気概でフロアはあっという間にアツアツに!

 なんたってもう……歌がバカみたいにうまい!!
 あえて乱暴に書きましたが、本当に最初から最後までずっとブレることがなく、それでいてズシッとザラッとした低音も、慟哭みたいなハイトーンもバチバチにキマっていて、終始開いた口が塞がらない状態でした。「ディーバ」ってこういう人のことを指す名前なんだろうな、と。
 ただでさえアグレッシブな曲がセトリの7~8割を占めていたと思うので、ああもハードな楽曲たちをあのペースで(しかも正確に)歌い上げて最後まで尽きることがないって、やっぱ歴戦のプロってすげえんだなあと圧倒されました。

 冷静と情熱のあいだというか、もちろんペース配分だったり、声の発し方・使い方・震わせ方、あるいは負担になりすぎないフィジカルの扱い方などなど、経験則と計算で綿密に組み立てられているムーブというのはもちろん随所にあるんだとは思いますが、
 やっぱり何より部長自身がライブが大好きなんだろうなというのが伝わってきて、その場の熱量やエキサイトに奮わされるがままにパワーを振り乱しているような瞬間も垣間見られて、やっぱりオーディエンスとしてはその瞬間がめちゃくちゃうれしいしグッとくるんだよなあ、ライブのミソってそこだよなあと再認識しました。

『Prismverse』収録曲はもちろん、望み通り懐かしい曲も少し聞けたりして。
 バンドアレンジも相まって、イントロだけだと意外とわからなかったりするもんですが、歌詞の1フレーズ目を聞いた瞬間「あっ、きた……!!!」と呼び起こされるのはかなりアツイ体験です。

 MCの中で、「幼い頃、親に買ってもらえるものに限りがあったように何でもは手に入らなかったけど、大人になって歳を重ねて、『こうしたい』『これが欲しい』と思ったものってなんだって叶えられるんじゃないかって思えている」という言葉がすごく印象的でした。
 だからこそジャンルレスに歌い上げてこられたし、その先で『カラフルスコープ』という曲も生まれたということだったと思うんですが、それはなにも有名人だからとかクリエイティブだからとかに限ったことでは全然なくて。
 僕も日々の営みの端々であれやこれややっていますが、どれもはじまりは小さな好奇心や衝動で、そこに着火しようとする自分自身の挙動があったからこそ今燃えている灯だろうなと。
 欲すること、叶えられると思うことってやっぱりすごく大事なことだし、そうして点いた灯ってどれも等しく可能性を秘めて生まれてくるものなんだろうなと改めて思いました。

 あとやっぱりラジオで聞いてきたまんまのエンタメ力で最高でした。
 ちょっとしたことも笑いに変えるところとか、好きなものに対してちょっと暴走したりする感じとか、さすがだなあと思いました。


 コミットしたことのない界隈に飛び込むのっていつの日も少しだけ勇気がいるものですが、現場もあたたかくステージも素晴らしく、とってもいいライブ体験になりました。
 これを機に他のアルバムにも手を出してみたいですし、色々活動を追ってみるのも楽しいかもしれない……??

 とにかく、勇気を出して参加してよかった一日でした!!
 ちょっと短いですが、以上感想でした!!
 次は鯛焼き食べるぞ!!!

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