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【ふらぐ通信】2023年5月号

 こんばんは。
 たまに昼に更新しても「こんばんは」って言ってますが、大目に見てくださいね。

 今月もFlagmentをお読みいただきありがとうございました!
 今月お話を伺ったのは、ギターリペアで活躍する高橋智也さんでした。


 じゅんじゅわの紹介のおかげで元々智也さんとは面識というか、実際にリペアでお世話になった経験が先にありました。
 もちろんFlagment開始当初、今後ぜひお話を伺いたいとして挙げていたお名前の中に智也さんもおられたのですが、実際に連載する中でタイミングを伺いながらなかなかお声がけできない時期が長く続きました。

 そんな中、大きなきっかけになったのは、その前に取材させていただいたちっけんさんでした。
 智也さんとちっけんさんの関係性についてはぜひ本誌をお読みいただくとして、ラジオ出演のお話をしたときに「彼もラジオ大好きだから」と改めて紹介してくださったんです。
 だんだんラジオ出演や進行の勝手もわかり始めてきた今、ここでお呼びしないわけにはいくまい!と、勇んでお声がけさせていただいたというのが経緯でした(そういうわけで取材も8341で敢行することに笑)。

 本誌でもチラッと書いたように、いろんな立場・役割の方々を取材させていただいてきた中でも、リペアマンの方は今回が初めて。
 製造の現場を渡り歩いてきた経験や、作業において大事にされていること、仕事の中で感じていることなど、どれをとっても新鮮な話題で面白かったです。
 ただ、智也さんご自身もベーシストとして舞台に立つ経験もおありなので、その辺りも一緒にお聞きできたのも嬉しかったですし、そこらへんの話題に関しては結構自分たちや周りと通ずるというかシンクロするところも多く、いろんな種類のお話ができてなんだか得した気分でした(?)。

 実のところ、書き方が難しく、泣く泣くカットした話題もいくつか……。
 内容がデリケートであればあるほど、それも正史の1ピースとして、誰も傷つかない形でどうにか記事に組み込めないかと頑張ってはみるのですが、うまくいかないこともあるものです。その流れを知っているかどうかでその先の話の読み応えというか、言葉の質量なんかも変わってくるような大事なお話だったんですが、僕程度の執筆能力ではどうしても誰か、ないしは何かを傷つけてしまいそうで、ほとんど丸ごとカットしました。気になる方は……ご本人に交渉なさってみてください。もちろん、本当に気になる方は、ですが。


 そして、くだんのラジオ収録。
 実は前回のzanpan出演回からそうなんですが、改編の兼ね合いで僕のお話させていただく時間が少しだけ増えたんです。
 そんなわけで僕も素人ながら、小規模ながら、曲がりなりにもプチMCとして、話の回し方とか時間の配分とかをいっちょまえに考える必要が生まれたんですね。
 そうした不安もあって、ラジオが大好きな智也さんにその初回をご一緒していただけたというのは、大変心強かったです。
 その実、収録日の帰り際であったり、後日改めてお会いした際には、収録の感想とともに「ああいう時はこうすると喋り手も気が楽かも」「本誌の取材とリンクさせる上でこういう筋立てを意識してもらえるとよりその機会が活かせるかも」と具体的なアドバイスもいくつかいただけて、さっすが!!!と思いました。存分にこの機会を生かしてもらえなかったという捉え方でいうと申し訳なさが勝ってはしまいますが、これからのFlagmentとラジオの絡め方の大きな基準点ともなった経験でした。

 あと、お聞きになった方の中にもそう思われた方がいらっしゃるかもと思いますが、うーん。正直喋りすぎました。
 ゲストをお招きしてお話を伺う、まさにインタビューの場であるにもかかわらず、智也さんを迷わすまいというリードの気持ちと、尺の管理への不安が先行してしまい、多分トータル的には智也さんより出しゃばって喋ってしまっていたなと反省しています。
 しかも収録を終えて、ディレクターさんと3人で喋っていると、なんならディレクターさんの方が話の引き出し方がお上手だったりして……もちろん「そういう場」をたくさん経験されているプロの方なので当たり前ですし、こんな言い方は失礼なんですが、でも正直悔しかったです。
 一応かれこれインタビュー1年半くらいやってきてるんですけどねえ。まだまだでしたね。
 来月も頑張ります!!

 ん、来月……??


 ながいせんせえ、どうせまた来月も「おひとりのみの更新」なんでしょ?
 とお思いの皆様……。

 お待たせしました!!
 6月のFlagmentは、お二人分の記事を公開します!!!
 毎週稼働が帰ってきました!!!わーい!!!

 ここまでとっても長かったです。
 改めて、今年の上半期は自分の技量不足と管理下手を痛感しました。申し訳ありません。これからはまたこの更新ペースを維持できるように、改めて頑張ります。

 もちろんラジオとの連動も健在です。
 智也さんから頂いたアドバイスを組み込みつつ、また少し違う角度からのアプローチでの連動を予定していますので、何卒ご期待ください。

 さらに、初週(6月1日)の更新は、Flagment的にも全く新しい土地に足を踏み入れた取材となりました!
 福島の、僕の周りの方だともしかするとあまりご存じの方は多くないかもしれませんが、僕らがまだ4人の頃、とってもお世話になった方です。
 楽しみにしていてくださいね!

 やっといいお知らせができてよかったです。
 来月もよろしくお願いします。


 今月は、最後にちょっとだけ追記をさせてください。

 Flagmentの話題からは大きく外れてしまうのですが、他にしっかり書く場がないのと、一応ラジオ絡みということでここでも良いかなと……。

 先日、猪苗代野外音楽堂の音開き2023に参加させていただきました。
 4度目の正直となる出演、快晴の猪苗代湖、美味しいご飯、豪華な共演者陣、楽しそうなリスナーさんたち、焚き火、星空、どれをとっても最高の一日でした。
 そこでアーティストやお客さんだけでなく様々な関係者の方々にもお目にかかることができたのですが………
 僕の中で特に大きな出来事だったのが、ふくしまFMの三吉梨香アナウンサーとご挨拶させていただけたことでした!

 多分ですが、「ラジオって面白いな」とはっきり思い始めたのって確か小学校高学年くらいからだったと思います。
 詳しいことは何もわからないながら、AM・FM、地方・全国いろいろなラジオが僕の耳を通り過ぎていく中で、通り過ぎずに頭に残り続けたいくつかのお声のうちのひとつが、僕にとっては三吉さんのお声でした。
 そのお声は今日までずっと、いつも暮らしのそばにあり続けてきました。これをお読みの方も福島県民なら、絶対三吉さんのお声には聞き覚えがあるはず。

 高校から音楽を始めて、ごくごく僅かずつながらその活動範囲が広がるたび、ついつい思い浮かんでしまう新しい夢や妄想の中には、いつも必ずラジオにお呼ばれしたり、一丁前にお話ししたりしている自分の姿がありました。
 でも、なかなかそううまくはいかない。僕はずっと口下手なままだし、バンドも物作りも急に飛躍的な何かを迎えたりはしない。
 ラジオは、三吉さんは、とても身近な存在だけど、自分を磨こうとすればするほど遠のいていくような、不思議な存在でもありました。

 三吉さん三吉さん言ってますが、もちろんそれは他のアナウンサーさんや制作陣の方々に対しても同じです。
 僕の存じあげている全てのラジオマンの方々に、いつも楽しい放送を届けてくださることへの感謝とリスペクトがある中で、ただ特に自分の中で象徴的な存在になっていたのが三吉さん……という感じなんです。あくまでも個人的でめちゃくちゃ一方的な思い入れなんですけどね。

 そんな三吉さんにご挨拶することが叶った時、野音MGの土田さんが通りがかりに「ながいせんせが憧れの人とご対面しとるわw」みたいなことを確か言ってました。
 僕は元々ラジオの世界を目指してきた人間でもなんでもないただの外野のファンですが、でも「憧れの方」という表現が一番しっくりくるなと、その時思いました。
(土田さんがそれを知ってるのは、書籍版のインタビューの合間にそんな話をしたことがあったからです。)

 zanpanのライブの感想を頂けたり、一緒にお写真を撮らせて頂けたり、BUMP OF CHICKENの話ができたり、FUKU-SPACEでのインタビューの模様を褒めて下さったり(後日のツイートにも引用RTでお返事くださったり)。
 これは自分以外の人からしたらめちゃくちゃ大袈裟な表現に見えるかもしれませんが……でも、僕の人生の一個大きなセーブポイントみたいな日だったなあと、結構本当に思いました。

 僕はずっと口下手なままだし、バンドも物作りも急に飛躍的な何かを迎えることは相変わらずありません。
 でも、今の自分が一番好きだと思える今だから、こういうご褒美が得られたのかなと、そんなふうにも思えました。

 Twitterにも同じようなことを書きましたが、今度はいつかスタジオでご一緒できる日が来るように、これからも精進して生きていきたいなと思いました。
 三吉さん、ありがとうございました!!!!

 気づいたら本旨よりも全然こっちの方が厚くなっちゃったかもですけど、智也さん、スイマセン!!許して!!!!


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