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#56「眠気」

 学生の頃は今よりもっと寝付きが悪かったな、と思う。
 寝返って寝返って小一時間、なんてのはちょくちょくあって、案の定朝もだめになる。それなら、寝付けないと分かったらいっそのこと一旦起きてやろうなどといって、明かりもつけて眠気を待っていた。
 子どもの頃は律儀に21〜22時には寝ていたのだけど、高校・大学生の頃は開き直って無制限に夜更かしを楽しんでいたし、とにかく自分自身の自律神経との交友関係はあまりいいものではなかった。

 よく眠れるようになったのは本当にここ数年である。
 仕事の日も休みの日もお風呂と寝起きの時間を一定にするということと、寝る30分ほど前からスマホやPCを手放して照明を暗くして過ごすということ(これは今もなかなかできない時もある)。実践したことというとせいぜいこの2点なのだけど、この2点がどうやら重要らしく、寝付けないなんてのは年に数回あるかないかのレベルにまでなった。

 僕の睡眠改善に一役買ってくれた本をご紹介する。アフィリエイトでも何でもないので普通に気になったら読んでみてほしい。

 入眠は改善しても、朝起きるのがつらいのはその後もしばらく続いた。瞼が激烈に重いのではなく、目はパチっと開けられるは開けられるのだけど、そのあとのウア〜〜〜がなんとも重たい。
 ここに最近ヒントを与えてくれたのが、上記の寝る30分前のタイミングで白湯を飲むことだ。深部体温を上げてくれ、消化器系もリラックスするのか、白湯を飲んだ翌朝だけは目を開ける瞬間が楽な場合があるので、定かではないとはいえやはりそれが鍵なのかなあと思っている。

 かくして、僕の睡眠メソッドはひとまずの完成を見たのであった。

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特に有益な情報はありませんが、読んだ方にとって普段目も向けないような他愛のないもの・ことに改めて触れるきっかけ、あるいは暇潰しになったら幸いだなと思っています。

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