【イラストエッセイ】「察する」について思うこと
こんにちは。
ゆせ ゆずな です。
今回は「察する」ということ、「察してあげる」と、いうことについてのお話です。
人間関係を良好にするために私が大切と感じていることです。
もし、下のイラストの
おだんごちゃんのように「察してほしい」「周りが気遣ってくれない」と思っている人
黒髪ちゃんのように「察しているのに迷惑がられる」「気遣いが空回りしている」と感じている人
は、自分の言動を思い返してみてください。
他の皆さんも自分の周りで、この2人のようなやり取りに思い当たることがありませんか?
「空気を読む」ということは日本の文化です。
良くも悪くも。
今回は悪い点にフォーカスしました。
「察して」
1枚目は『自分で言う「察して」は知らん』です。
例
この現象は、親子関係や恋人関係で多く見られるのではないでしょうか。
子供が親に「学校に行っている間に勝手に部屋に入るな!」と言う。
親が子供に「今、お母さん(お父さん)は忙しいのが分からないの?」と言う。
モラハラな夫婦でも見られますね。
彼女があからさまにイラついていて声をかけるもそっけない。放っておくと「なんで気にしてくれないの!?」と言う。(過去の私 笑)
彼氏からなかなか返信が来ないから理由を聞く。「友達付き合いとか課題で忙しいんだよ、分からないの?」と言う。
何が悪いのか
言葉が足りない。
これに尽きると思います。
甘えることができる関係、少し雑に接しても自分のことを理解してくれるだろうという思い込みがあると思います。
そうすると「相手に期待する」ことが増えます。
相互理解が深まると相手の好き嫌いが分かってくるので、無意識に「察して」心地よい環境になることがあるからです。
この状態で相手にとって寝耳に水の「察して」を発揮することで、関係がぎくしゃくします。
左のおだんごちゃんのように、落ち着いて現状を説明することでこのぎくしゃくを避けることができます。
「察する」
2枚目は『「察する」押し付けも知らん』です。
例
この現象は「善意の押し付け」「お節介」と受け取られることもあります。
親切心で相手が行動していることが多いので、対応に困ることが多いです。
人に「教えてあげる」と察されて自分の時間を取られる。
親に「いじめられている」と察されて学校に連絡を入れられる。
家の人に「今日は暑いから」と察されて、冷たいものは苦手なのに冷えた飲み物をもらう。
少しお腹が出ているだけなのに「妊婦だろう」と察されて席を譲られる。(知り合いの実話 笑)
何が悪いのか
何かを察したら行動する前に確認する。
自分が察している内容が相手にとって見当違いではないかを確認することで防ぐことができると考えています。
何も言わないのに「察して」くれる人はスマートでカッコイイですよね。
誰にでもできることと勘違いしないでください。
そういうスマートな人は二次元か洞察力が優れている人です。
そこを人生経験を積むと、過去の経験から「察する」押し付けをする人が増える気がします。
右の黒髪ちゃんのように「察してあげたのに迷惑がられて逆キレする」人も一定数いるので「察する」ということは難しいですね。
まとめ
今回は「察して」に関する2本でした。
『自分で言う「察して」は知らん』
『「察する」押し付けも知らん』
どちらも共通することは言語によるコミュニケーションが足りないということです。
英語には日本語と違い、あやふやな表現は少ないです。
「察して」文化はあやふやな日本語が多いからこそ起こるのではないかと思っています。
超能力者ではないので、言葉にしなければ自分の胸の内を相手に伝えることはできません。
できるかぎり基本的なことでも言葉にしてコミュニケーションをとることで「察して」の人間関係が減ると信じています。
ここまで読んでくれてありがとうございます!
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